目次

IchigoJam概要

 IchigoJamのBasicを使った場合の特徴をリストします。

 プログラム作成で利用できる変数が、どれくらいあるかは
 重要です。

 変数はAからZの26個、これに加えて配列が102あります。
 配列は[]を使い、[0]から[101]となっています。

 変数のビットサイズが何ビットかを記述した仕様書がない
 のですが、初学者のための説明ページでは-32768から32767
 と書かれているので、16ビットだとわかりました。

 proper programを書くには、連接、条件判定、反復を
 利用できることが必須です。IchigoJamのBasicでそれ
 が可能なのかを考えます。

 連接、条件判定、反復を記述することができるのか
 見ていきます。

 連接

  「連接」は、処理を順番に書き連ねることです。
  行番号利用で、処理を順番に書き連ねていけますが
  さらに1行の中で、処理を書き連ねられます。
  処理と処理の間に、「:」を入れると、1行の中で
  連接になります。

      100 ' multi statement
      110 LED 1 : W=RND(30) : WAIT W : LED 0 : WAIT 60
      120 RETURN

 条件判定

  「条件判定」は、次のいずれかで実現できます。

   IF THEN
   IF THEN ELSE

 反復

  「反復」は、2通りの方法で実現できます。
  反復回数が確定している場合「FOR NEXT」で書けます。

      100 ' repeat with control variable
      110 FOR I=0 TO 99
      120   LED 1 : W=RND(30) : WAIT W : LED 0 : WAIT 60
      130 NEXT
      140 RETURN

  「条件判定」と「GOTO」を組合せでも実現できます。

      10 ' repeat without control variable
      20 LET A,1   : GOSUB 100
      30 LET A,A+1 : GOSUB 100
      40 IF BTN() THEN GOTO 60
      50 GOTO 30
      60 ? "EXIT" : END

  「反復」でよく見かけた「WHILE ... WEND」はありません。

 デジタル入出力、アナログ入力ができます。
 利用ピンは、チップの上に貼るラベルで理解できます。



 ラベル上のピン名称から、入力4ビットと出力6ビット
 になっていると見えます。
 IN2はアナログ入力も可能とBasicの仕様に書かれています。

 入出力命令は、以下。

 OUT命令では、ビット位置、論理値ともに変数で指定可能。

 1ビットの入力、出力には、ボタンとLEDがあります。

 ボタン処理

  関数BTN()の利用で、ボタンの状態をリードできます。
  デジタル値なので、1か0になります。

 反復

  命令LEDの利用で、LEDの点灯、消灯を指定できます。
   (点灯) LED 1
   (消灯) LED 0


 BEEPかPLAYの利用で、音階を出せます。

 音階を出す処理は、モールス符号を出力するときに
 使えるので、別途説明します。

 端末ソフトからIchigoJamを使えます。



 電源を入れて、通信ケーブルを端末ソフトが動く
 パーソナルコンピュータと接続するとキーボード
 やディスプレイを使わないでも、操作できます。

 端末接続に、回路に関する知識が必要になりますが
 ノートタイプコンピュータを使い屋外でIchigoJam
 を利用することも可能になります。

 室内では、次のような構成で使います。



 アナログTV受信機に接続し、キーボードはPS/2タイプ
 を使います。
 地上デジタルTVでも、黄色RCAピンジャックがあれば
 使えます。


目次

inserted by FC2 system