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MAX619動作試験

 ステップアップDCDCコンバータのMAX619を入手
 したので、動作試験をしました。



 2Vから3.6Vの入力電圧で、5Vを出力するステップアップ
 のDCDCコンバータなので、乾電池を使い、昇圧するかを
 調べます。



 データシートの回路は、以下。



 ブレッドボードで試験回路を組んで動作を確認します。



 実体配線をすると、以下。



 キャパシタは、0.22uFがなかったので
 0.1uFを2個並列にして利用。

 マルチメータで、入力電圧を測定。



 出力電圧を測定。



 負荷接続なしで、5Vを超えているので
 問題なく動作していると言えます。

 内部ブロック図をみると、チャージポンプを
 利用していると、わかりました。



 出力電圧を維持するために、コンパレータが
 用意されています。



 出力電圧を分圧して、VREFと比較して論理値を生成。
 その論理値で、内部にあるPWM波形のDUTY比を可変し
 チャージポンプで生成する電圧を制御します。



 C1+、C1-の充電では、下側のブロックで電荷を蓄積。



 C2+、C2-の充電では、上側のブロックで電荷を蓄積。



 キャパシタの電荷をQとすると、静電容量Cと両端電圧Vの
 関係式は、Q=CV。
 静電容量Cが同じ値であれば、電荷量が2倍になると電圧も
 2倍になるので、2Q=C(2V)という関係式が成立。

 一度キャパシタC2に、電荷Qが蓄えられて、C1から同一の電荷量Q
 を与えられると、2Q=C(2V)にならなければ、エネルギーの
 収支の辻褄が合わないので、チャージポンプでは電圧が上がって
 いかないとなりません。


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