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充電警報器

 鉛蓄電池が過放電にならないようにアナログコンパレータを
 使って、充電警報器ができないか考えてみました。

 回路は、以下。



 動作は、単純です。

 コンパレータの参照電圧を2.5Vにし
 鉛蓄電の出力電圧を分圧して、2.5V
 を下回ったなら、コンパレータの出力
 電圧を0Vに。

 ブレッドボードに試験回路を組み上げると、以下。



 電池は、2次電池を4本入れた電池ボックスから供給。
 鉛蓄電池とは、ワイヤーで接続できるようにしました。

 鉛蓄電池の代用に、006P電池を使います。



 ブレッドボード上の回路には、ミノムシクリップを使い
 電圧を与えます。

 鉛蓄電池の出力電圧が11Vとなったときは
 可変抵抗器の抵抗値は、3kΩ程度になると
 して、仮調整します。

 この抵抗値は、次のように求めます。

 求める抵抗値をRとすると、分圧で求める電圧は 11*R/(10+R)。
 これが2.5Vになるので、11*R/(10+R)=2.5。
 両辺を4倍して、係数が整数になるようにしてみれば、以下。
 4*11*R/(10+R)=10
 展開して、変形していきます。
 44*R=10*(10+R)
 34*R=100
 17*R=50
    R=2.9

 実際に使う鉛蓄電池は、以下。



 ブレッドボードの回路を、半田付けすると
 次のようになります。



 半田付けしてから、正しく動作するのは、次の
 手順で試験しました。

 LED点灯

  アナログコンパレータICを外して、電源電圧を与え
  ICソケットの1ピンに、GNDと接続し点灯を確認。

  回路では、●の部分をGNDに接続。



  この試験では、次の項目を調べたことになります。

   LEDの接続が逆
   LEDがこわれている
   電源が接続されていない
   電流制限抵抗の値が不適切

 アナログコンパレータ動作

  アナログコンパレータICの外して、非反転端子に
  5V振幅、周波数2Hzの矩形波を与え、LEDの点滅を
  確認します。



  LEDの点滅がないと、どこかに間違いがあります。

  回路図でみると、信号入力は、●の部分になります。



 鉛蓄電池から5V電源を生成する場合、3端子レギュレータを
 使って対応します。




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