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ブロッキング発振器

 手元にインピーダンスを変換するトランスがあるので
 ブロッキング発振器を組上げて、動くかを実験。



 昭和から平成になる少し前に入手していたようで
 ¥220と値段がついていました。山水のST-31
 の互換品です。

 ブロッキング発振回路は、以下。




 2つのインダクタの出力では、位相は同じですが
 トランジスタで信号を反転するので180度の位相差
 ができています。電圧の位相差に、電流の位相差
 が加わるので、電圧だけの位相差で見ると360度と
 なり、結果として発振します。

 ブレッドボードに回路を組上げると、次のようになります。




 ブロッキング発振器では1.5Vの電圧が低下した電池でも
 白色、青色のLEDを点灯できました。

 赤、緑のLEDは2本直列に接続しても、点灯できたので
 非常時の照明に利用できそう。

 白色LEDを使ったとき、コーティング材により緑のフィルムが
 ついたように写りました。




 トランスはSTシリーズであれば、センタータップありタイプで
 どれもLEDを点灯できました。

 次にセンタータップのある電源トランスを利用して
 ブロッキング発振できるのかを試してみました。
 利用した電源トランスは、以下。



 トランジスタ回路は同じでよいので、ブレッドボード上の
 配線をそのまま使います。

 電源トランスの場合、インピーダンスの問題なのか
 発振による昇圧はできないようです。


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