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高周波発振器

 高い周波の発振器は、だいたいインダクタとキャパシタの
 組み合わせで作ります。これを発展させたのがDIPメータ
 になります。

 手持ちの部品で、どこまで高い周波数の発振器を
 実現できるのかを試してみます。

 いきなり始めるのは、心もとないので、書籍を2冊
 用意して、内容を理解してからとしました。

 身近な発振器を理解したいと入手していた参考書。



 DIPメータの回路図が載っている書籍。



 高い周波数で発振させればよいので、基板に
 FETを載せ、LC発振回路を作ってみました。



 回路図は、以下。



 Webサイトで調べると、いろいろな回路図が出て
 きましたが、バリコンは必ずGNDに対して対称で
 同じ静電容量をもつようになっていました。

 発振さえできれば、対称でなくてもよいのではと
 考え、ダイソーで売られていたラジオから外した
 バリコンを利用しています。




 この他に、エアーバリコンも用意しました。



 エアーバリコンは、GNDを中心に左右対称で
 最大容量が430pFあります。

 2つのバリコンを交換しながら、次のインダクタを
 取替えて、発振を確認しました。




 どちらのバリコンで発振できることを確認
 できたので、周波数カウンタ用バッファと
 アナログメータ用回路を実装します。



 周波数カウンタには、ボルテージフォロワで
 インピーダンスを下げると同時に、キャパシタ
 で、発振部分に影響がでないようにします。



 アナログメータは、フルスケールが100uAのもの
 を想定し、次のように2倍圧整流で電圧を稼いで
 動かすようにします。



 このときに使うアナログメータは、以下。



 手持ちのラジケータは、フルスケールが70mA程度
 しかないので、電流アンプを入れて使います。



 ベースに入る電流値を調整し、ラジケータに
 流す電流を決めます。また、コレクタ電流を
 可変抵抗器で制限できるようにします。

 発振周波数は、50MHz近くまでいきましたが
 バッファを使わないで周波数カウンタを接続
 すると、周波数が不安定になりました。
 バッファでインピーダンスが安定すると書籍
 の記述は事実と実感できました。


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