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パワーブロック

 MCRの規定で利用電源は、単3電池8本までです。



 単3の2次電池使用が、MCR規定で許可されています。
 省資源のために、ホームセンターで入手できる2次
 電池を利用します。

 電池の組合わせは自由なので、8本直列にし、全体で
 9.6V〜8.0V範囲で電源電圧になる使い方を採用します。

 5V単一電源で全体を動かすため、降圧タイプのDCDC
 コンバータを使います。



 このDCDCコンバータは、出力電圧よりも3V以上高い入力
 電圧を必要とするので、9.6V〜8.0V範囲は最適です。

 5V、3A(最大)と仕様で示されているので、電流を半分の
 1.5Aで使えればよしとします。
 2次電池の電流容量は2000mAhなので、ロス分を0.5Aまで
 許容できます。

 このDCDCコンバータは、次の仕様で使うとされています。



 問題となる電解キャパシタは、知人から貰ったESR(Equivarent
 Series Resistance)の小さいデバイスを利用しました。



 DCDCコンバータには、リモート端子があり、この端子を
 ショートかオープンかで、電圧を出力するか否かを制御
 できるので、パワースイッチを接続し、使い勝手をよく
 します。

 リモート端子には、次のような回路を接続して
 小電流で大電流を制御できるようにします。



 単純な自己保持回路の利用で、大電流を流すことでの
 危険を回避できます。

 制御トランジスタQ2のコレクタ、ベース端子をON、OFF
 スイッチに接続します。ONスイッチを押すと、PUT回路
 になり、Q1のコレクタに電圧が伝達されてLEDが点灯
 します。

 LEDのアノードから、制御トランジスタQ2のベースに
 電圧をフィードバックするので、自己保持回路を構成。

 OFFスイッチを押すと、制御トランジスタQ2のベース電流が
 なくなりコレクタからエミッタに流れる電流をカットします。
 トランジスタQ1が電圧出力を停止するので、LEDは消灯します。



 DCDCコンバータのリモート端子の制御は、フォトカプラを
 利用します。フォトカプラ利用で、自己保持回路の電源を
 DCDCコンバータの入力電源と分離できます。


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