目次

アクチュエータ回路設計作成

 方式設計、テストデバッグ環境検討が済んだので
 アクチュエータ回路を設計し、作成します。

 アクチュエータは、DCモータとLEDとします。

 DCモータは2個用意し、ディファレンシャルで
 左回転、右回転、直進を実現します。

 LEDはPWMを使い、輝度を調整します。

DCモータ制御回路

 アクチュエータは、2個のDCモータを移動に使います。  2個のDCモータを動かす回路を設計します。  DCモータの回転は1方向だけにし、シャーシを後方に  動かさずに使います。  モータの回転を1方向だけに限定するので、回路は非常に  単純になります。  パワートランジスタかパワーMOSFETを使い、ベースかゲートに  PWM波形を与え、回転数を制御します。  DCモータからの逆起電力、ノイズ等で、制御マイコンに  不具合が出ないように、フォトカプラで絶縁します。  また、PWM波形が与えられていることが目視でチェック  できるようにLEDを接続します。  抵抗の数値を具体的に決めます。  フォトカプラ内部のLEDとモニタLEDを点灯するために  電流制限抵抗が必要です。LEDには、10mA程度流せば  よいので、マイコンの出力電圧を3Vとして   (3−2)V/10mA=100Ω  と計算されます。  パワーMOSFETを利用するとして、ゲートには電流が  ほとんど流れないので、ドライブ電圧が3V程度に  なるように1kΩの抵抗でバイアスします。  パワーMOSFETが2個入った、MOSFETモジュールを活用し  基板にドライブ回路を実装します。  実基板では、モータ用電源を別にしてあります。

LED点灯回路

 LEDはマイコンからPWM波形を出力し、輝度を調整します。  LEDには、10mA流すとして、8個使うとしても  80mAなので、小信号トランジスタ1本で充分  です。  2つのLED射光器を作成しておきます。
目次

inserted by FC2 system