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回路解析(74LS92動作)
組み合わせることで、2進と6進のカウンタを含んだ
74LS92の動作を確認してみます。
データシートから拾ってきた情報は、以下。
- 電源は、対角線上にはない
- INAは2進カウンタ(Tタイプフリップフロップ)のトリガー入力
- INBは6進カウンタのトリガー入力
- RCOは、2進カウンタと6進カウンタのリセット入力
- 出力QAをINBに接続すると12進カウンタに
オシロジイラズと接続するには、次のようにしてみます。
INAには、発振器の出力を接続し、QAからQDには
入力(赤クリップ)をつないで、動作確認。
ブレッドボードにワイヤーをつなぐと以下。
QAとINBを接続するので、QAからQDには12進カウンタの出力に
なります。クロックを与えると、次のように変化。
- (QA,QB,QC,QD)=('L','L','L','L')
- (QA,QB,QC,QD)=('H','L','L','L')
- (QA,QB,QC,QD)=('L','H','L','L')
- (QA,QB,QC,QD)=('H','H','L','L')
- (QA,QB,QC,QD)=('L','L','H','L')
- (QA,QB,QC,QD)=('H','L','H','L')
- (QA,QB,QC,QD)=('L','L','L','H')
- (QA,QB,QC,QD)=('H','L','L','H')
- (QA,QB,QC,QD)=('L','H','L','H')
- (QA,QB,QC,QD)=('H','H','L','H')
- (QA,QB,QC,QD)=('L','H','H','L')
- (QA,QB,QC,QD)=('H','H','H','L')
- (QA,QB,QC,QD)=('L','L','L','L')
クロック入力は、H→Lで変化するので、負論理。
6進カウンタの出力は、JKフリップフロップを
ベースにしているので、Tフリップフロップ動作
と、シフトレジスタを組み合わせた形式です。
74LS90、74LS92、74LS93は、2進カウンタに5進
6進、8進のカウンタを組合せていました。
RCOにカウンタの出力をフィードバックして
任意の進数でカウンタを構成できるように
なっています。
74LS90、74LS92、74LS93のピン配置は、以下。
クロック入力とQAのピンアサインは、同じですが
リセットとQB、QC、QDの配置が微妙に異なるので
使うときは、データシートでの確認が必要。
74LS160から74LS163では、プリセットで開始位置を
指定することでオーバーフローによるリセットへと
持ち込むのとは、対称的な使い方になると理解でき
ました。
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