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クロックディテクタ

 マイクロコンピュータを動かすクロックは、2MHz以上で
 LEDでの目視やスピーカの音にもできません。

 光の変化に対しての知覚、音にしての周波数の聴覚で
 クロックを検出することは、デジタルICを使えば
 簡単です。

 2MHzを人間の可聴帯域まで下げることができれば
 スピーカから音として出せます。

 分周に利用するデジタルICは、カウンタ。
 100分周程度のICがあれば、従属接続して
 多段の分周を実現できます。

 分周の考え方を採用すれば、次の回路を思いつくでしょう。



 128分周を従属接続するので、128x128x128分周で2の21分周。
 2の20分周で約1000000分周、2の20分周で約1Hzで、21分周
 にすると、半分の約0.1Hzに。
 これならLEDの点灯、消灯で、クロックがあるとわかります。

 4024の出力は7ビットあるので、どれかにLEDを接続して
 みれば点滅するので、クロックを検出できると言えます。

 ロジックチェッカーを使えば、ブレッドボード上には
 カウンタICの4024を並べ、出力とクロック入力を接続
 して、LEDの点滅を確認できるでしょう。




 シフトレジスタを利用して、内蔵発振回路の出力を記憶する
 ためのクロックとして使っても、検出器になります。




 クロックを検出する前に、フリップフロップ4013のリセット
 端子に'H'を与え、リセットしておきます。

 内蔵発振回路は、4584を利用すれば簡単に作れるので
 カウンタICの従属接続よりも、ICの個数が減ることに。

 4584を使った発振回路を接続すると、以下のようになります。




 フリップフロップを2個以上並べると、シフトレジスタと
 呼ばれます。データをクロックで遅延させているだけです
 が、他にもいろいろな使い道があります。

 フリップフロップを2個利用したシフトレジスタは
 ジョンソンカウンタと呼ばれ、LSIの中で多用されて
 います。

 シフトレジスタの使い方は、これ以降のページでも紹介します。


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