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発振回路

 発振回路で最も単純なのは、キャパシタの充放電を利用する
 ものでしょう。抵抗とキャパシタで実現できます。

 キャパシタの充放電は、LC発振回路でも役に立つので
 動作原理を理解しておけば後々この経験がモノを言う
 ときが来るでしょう。

 シュミットトリガーを利用した発振回路は、以下。




 抵抗値を半分にする、キャパシタの静電容量を2倍にする等で
 LEDの点滅周期が変化します。

 抵抗値を半分、1/3にするには、並列に同じ抵抗値の抵抗を
 接続することで実現できます。

 キャパシタの静電容量を2倍、3倍にするには、同じ静電
 容量のキャパシタを並列接続するだけ。

 回路をブレッドボードに組上げると以下。




 CMOSのICは、入力をVddかGNDに固定しないと
 ラッチアップで最悪破損します。使わない時
 ゲートをバッファにします。

 シュミットトリガーを利用した発振回路は、可変抵抗器か
 トリマーキャパシタを使うと、発振周波数を簡単に変える
 ことができます。

 自分が使っている可変抵抗器は、以下。



 トリマーキャパシタは、次のものを利用。




 LEDをつけるのが面倒なときには、ロジックチェッカー
 を利用し、発振回路出力に接続し、点滅を確認すると
 よいでしょう。





 周波数が高くなって、LEDで視認できないときは
 周波数チェッカーで、音による確認とします。




 LEDの点滅にこだわるなら、4024を利用して
 分周します。4024をブレッドボード上に実装
 すると、以下。



 分周回路は、簡単です。




 4024はQ1からQ7の7ビット出力なので、分周比を
 考えて、いずれかに抵抗とLEDを接続します。


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