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タスク状態
USOでは、タスク状態を次の5種にしていました。
- DORMANT
- RUN
- READY
- SUSPEND
- WAIT
USOでは、WAITを「時間待ち」に割当てています。
ある装置にRTOSを採用するため、WAITを範囲を
狭めた「時間待ち」にしています。
RTOSを利用した装置では、タスクの担当は確定済み。
それで、状態DORMANTは不要と感じるようになりました。
タスクの状態をDORMANTを除く4種類にします。
タスク状態を4種類にしたことによる、システムコール
スケジューリング、ディスパッチ処理の変更はありません。
タスク状態定義
μITRONでは、タスクは最小で3状態、最大で7状態をもてます。
対象システムにより基本仕様を変更してよいと規定がある
ので、タスク状態を次の4種にしました。
RUNは、タスクがCPUを使っている状態です。
READYは、CPUの割当てを待っている状態です。
SUSPENDは、時間待ちではない、タスクの動作保留状態です。
WAITは、時間待ちによる動作保留状態です。
タスクの起動、停止、時間待ち
USOは、次の3点だけに機能限定します。
他のタスク起動は、システムコールrsm_tskで実現します。
他のタスク停止は、システムコールsus_tskで実現します。
自タスク停止は、システムコールslp_tskで実現します。
自タスクの時間待ちは、システムコールwai_tskで実現します。
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