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シーケンサとは

 シーケンサとは、何を意味するのかを
 考えて定義しておきます。

 電子回路で考えると、次の定義になるでしょう。

 シーケンサは、発振器とカウンタを使い
 発振器の出力するクロックを利用して
 カウンタから電圧を出力する。
 出力電圧は、複数の制御信号となる。

 家庭内にある、最も身近なシーケンサは洗濯機。

 洗濯機は、次シーケンス(順序処理)を実行しています。

  • 給水
  • 洗剤投入
  • 洗濯
  • すすぎ
  • 脱水
  • 乾燥  シーケンスを表現するため、タイミングチャートや  状態遷移図を利用しています。  タイミングチャート   シーケンサは、各装置に対して、トリガーを与え   動作終了を待ちます。ひとつの装置の動作終了を   判断して、次の装置に同じことをします。  状態遷移図   最近の全自動洗濯機は、状態遷移図に書いた   動作内で、所要時間や強度を、パラメータで   指定できるようになっています。  マイクロコンピュータが、安価で入手できるので  シーケンサはプログラムでの実現が主流ですが  ゼンマイや電子回路によるタイマーを使っての  シーケンサも作れます。  今回は、デジタル回路を主体としたシーケンサを  作成します。

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