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次回に向けて
第2回から第6回の大会まで参加してみて、画像処理部門
が広く知られるようになったという印象を持っています。
第6回大会では、一般クラスの完走タイムに肉薄する
までになりました。まだ、確立した画像処理の方法は
ないので、いろいろとやるべきことは残っているはず
と考えています。
次回(平成26年)も続けて、OV7670を使ったマシンで
参戦しようと考えています。ただし、OV7670の利用方法
を完全に掌握してはいないので、前半(4月〜6月)は
再度パラメータ設定に関する実験を続けます。
今考えているスケジュールは、以下。
- April -> June OV7670パラメータテスト
- July -> September 画像処理
- October -> December メカ制御
メカそのものは、mugen2013を使う他に、予備マシンを
作ってあるので、こちらも使います。
TAMIYAのTWIN GEARBOXを利用したシンプルな構成です。
このメカに、JICA研修で使った制御基板をつけるだけで
マシンは完成します。
(メカは、アルミ板にTWIN GEARBOXをつけています。)
(JICA研修の制御基板)
上の制御基板には、スタートスイッチ、2DCモータドライバ
センサーあるいはステート表示のLEDが含まれています。
画像処理とマシン制御を同じマイコンで担当すると
40MHz以上のクロック周波数が必要となるので、PLL
内蔵のマイコンが必要とわかっています。
2CPU構成かCPU+FPGAの構成をとります。
mugen2013では、CPU+FPGA構成だったので、次回は
2CPU構成とします。
CPUは、ARMプロセッサを使います。
同じプロセッサであれば、開発環境もひとつで
済むので、STM32M3Discoveryを採用することに。
2CPUの分担は、以下とします。
STM32M3Discoveryは、秋月電子で¥950で入手可能で
費用負担は小さいと判断しました。
また、STM32M3Discoveryには、加速度センサー、ジャイロ
センサーが基板上に実装されているため、坂の判定、左右
の横滑り等の判断をするにも、好都合です。
加速度センサーを利用すると、概算で距離を求めることが
できます。ただし、小さな誤差でも、積算していくことで
大きな誤差になるので、対策が必要になります。
距離を測るにはロータリーエンコーダを使うので
加速度センサーの情報とあわせて、精度を上げる
ようにしたいと考えています。
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