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動作例1
mplcを、夜間点滅器に適用してみます。
システム構成は、下図とします。
仕様は、以下とします。
スイッチを押すと、光センサーの出力論理値を
値読取り、LEDランプを点滅するか、消灯。
動作スイッチを用意し、オンにしていれば
昼夜の判定をし、点滅。
昼と判断しているときは、LEDランプを消灯。
動作スイッチがオフのときは、LEDランプは消灯。
システム構成からラダー図を作成します。
その前に、出力処理を考えます。
2つの仕様を見直します。
昼と判断しているときは、LEDランプを消灯。
動作スイッチがオフのときは、LEDランプは消灯。
「昼でない」かつ「動作を許可している」とすると
ANDを利用すればよいと理解できます。
「動作を許可している」をENABLE
「昼でない」をDAY
「点滅」をBLINK
としてラダー図にすると、以下。
ENABLEをリレーで自己保持して、動作中を
記憶しておけばよいでしょう。
ここまでの内容をラダー図とします。
ENABLE、DAYを自己保持回路の中に入れ
ニモニックで表現します。
LD X000
OR Y000
ANDN X001
OUT Y000
LD X002
OR Y001
LD Y000
ANDN Y001
AND Y003
OUT Y002
点滅処理をどう実現するのかを考えます。
タイマーを2個利用すれば、点滅は実現できます。
タイマーは、100msを分解能とするT100、T101を利用。
1秒単位でON、OFFするとします。
10 SETT T100,10
11 COND T100,19
12 LD X000
13 OUT Y003
14 LD Y000
15 ANDN Y001
16 AND Y003
17 OUT Y002
18 JUMP 11
19 SETT T101,10
20 COND T101,28
21 LDN X000
22 OUT Y003
23 LD Y000
24 ANDN Y001
25 AND Y003
26 OUT Y002
27 JUMP 11
28 JUMP 0
タイミングチャートで示すと、以下。
タイマーT100が動作中は、Y003が1を出力します。
タイマーT101が動作中は、Y003の否定が0を出力します。
結局、タイマーを利用して、周期が2秒のパルス
を生成していることになります。
次のようなラダーを構成していると考えてもよいでしょう。
2つのニモニックを合体して
ひとつのシーケンスとします。
0 LD X000
1 OR Y000
2 ANDN X001
3 OUT Y000
4 LD X002
5 OR Y001
6 JUMP 10
10 SETT T100,10
11 COND T100,19
12 LD X000
13 OUT Y003
14 LD Y000
15 ANDN Y001
16 AND Y003
17 OUT Y002
18 JUMP 11
19 SETT T101,10
20 COND T101,28
21 LDN X000
22 OUT Y003
23 LD Y000
24 ANDN Y001
25 AND Y003
26 OUT Y002
27 JUMP 11
28 JUMP 0
ラダー図では、次のようになります。
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