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OPアンプ夜間点滅器
アナログ回路で、発振回路を構成するときには、キャパシタ
の充放電を使います。
キャパシタの充放電は、フィードバックループに入れて
非反転端子には、比較電圧を与え、矩形波を出力します。
回路は、以下。
OPアンプは、ロジックICの電源電圧より広い範囲の電圧を
扱えるので、ダイオードを利用したAND回路を使いクロック
をLEDに与えて、夜間点滅器とします。
ダイオードを利用したAND回路では、'L'出力のときにシリコン
ダイオードで0.6V程度の電圧が出てきます。
LEDを点灯するためのスイッチとして、NPN型トランジスタを
利用すると、この0.6Vがトランジスタのベースに与えては
LEDが点灯します。
0.6Vの半分の0.3Vにするため、ベースに分圧抵抗とダイオード
を入れて確実にトランジスタをOFFします。
昼夜判定は、CdSを利用します。昼ではCdSの抵抗値が低く
夜ではCdSの抵抗値が高くなるので、電圧に変換して利用
します。
コンパレータを利用し、昼では出力が'L'になるので
ダイオードのAND回路出力が'L'で、トランジスタの
ベースに0V近くが与えられ、LEDは消灯。
夜では出力が'H'となり、発振回路の出力がトランジスタの
ベースに0Vと0.6Vより大きい電圧が与えられます。LED電流
を流す、止めるとなるので、点滅します。
OPアンプ点滅回路を、基板に実装して動作確認しました。
基板の写真は、以下。
この回路では、次の内容を理解できます。
- 抵抗とキャパシタによる充放電
- ダイオードによる論理積
- 比較器処理(ブリッジ回路)
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