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回路デバッグ(夜間点滅器)

 夜間点滅器の回路は、以下。



 左右で昼夜判定と発振の2ブロックに分けて
 個別で動作をチェックします。

 昼夜判定

  回路動作は、「CdSの抵抗値が大きくなると、電池から
  電源電圧をQ1を介して出力」となっています。

  CdSの出力は、トランジスタQ2のベースに接続されて
  いるので、Q2のコレクタとエミッタを導通させると
  電源電圧が出力される。

  Q2のベース電圧は、0.6V以上であれば電源電圧が
  出力されることを観測して、このブロックの動作
  をチェックできます。

  オシロジイラズの出力を'1'にして、Q2のベースに
  与えれば、肝となる動作を確認できるはず。

  図面で、'1'を与える箇所に印をつけます。



  Q2に'1'を与えると、出力には電池の電圧が出てきます。

  出力電圧を利用して、LEDを点灯できることから
  オシロジイラズの入力にVoutを接続。

  図面で、オシロジイラズの入力を接続する
  箇所をマーキング。



  Q1のエミッタからコレクタに電流が流れるとの
  確認には、オシロジイラズの入力を2個使うと
  よいはず。

  Q1のエミッタ、コレクタとオシロジイラズの入力を
  接続しますが、コレクタは接続済み。
  他の入力とエミッタを接続。

  図面で、オシロジイラズの入力を接続する
  箇所をマーキング。



  Q2のベースには、'1'か'0'を印加すれば、Q1の
  コレクタに接続したLEDが点灯、消灯と状態を
  変えるはず。

  Q1のエミッタに接続したLEDは電池に充分な容量
  があれば、点灯したまま。

 発振

  回路動作は、「キャパシタの両端電圧を時間と
  ともに変化させてIC内部のフリップフロップを
  セット、リセット」となっています。

  キャパシタは、回路図でC22と番号がつけられて
  いるので、オシロジイラズの入力に接続。

  図面で、オシロジイラズの入力を接続する
  箇所をマーキング。




  キャパシタに電荷を貯めて、オシロジイラズの
  入力にあるLEDを点灯できるか、放電により消灯
  になるかを観測すれば、動作確認しているのと
  等価。


 昼夜判定で使う入力は2、発振で使う入力は1。

 合計で入力は3本使うので、オシロジイラズの
 4本の入力で、2ブロックの動作を確認可能。

 出力は、1本で論理値の'1'か'0'を与えます。

 マニュアルでDIPスイッチをオンオフしてもよい
 ですし、オシロジイラズにある発振器に分周器を
 接続して、その出力をトランジスタQ2のベースに
 与えても、回路動作をチェックできます。

 オシロジイラズは、入力と出力を、赤と緑で
 色分けしたクリップワイヤーとしてます。



 番号と接続位置の対応を表にしておけば
 回路動作を追うのが簡単になるでしょう。


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