目次

計測データ解析4

 7月1日午後から7月3日午後までのデータ取得で
 グラフ表示すると次のようになりました。

 手前



 中央



 



 7月3日午後から7月4日午後までのデータ取得で
 グラフ表示すると次のようになりました。

 手前



 中央



 



 7月4日午後から7月7日午前までのデータ取得で
 グラフ表示すると以下。

 手前




  電流容量が2000mAhであると、3日間の温度
  計測ができることがわかりました。

 中央




  手前と比べて、風の出入りが側面からだけと
  いうので、手前よりも全体の温度が高く推移
  しています。

 



  4日午後には、下段の温度が40度を超えています。

  マルチシート上にセンサーが置かれている状態でした
  ので、地表から少し浮いた状態で、計測する様に変更
  しました。


 7月7日午前から7月9日午前までのデータ取得で
 グラフ表示すると以下。

 手前



  午後2から4時の間に、上段の温度が上昇しています。

  計測装置の高さまで、茎が伸びてきているので、風が
  通りぬけにくい状態になるのと、直射日光による温度
  上昇がおきていると考えられます。

 中央



  午前8時から10時の間に、上段の温度が上昇しています。

  手前と奥のビニルハウスの出入り口を通して、風が起きて
  いるので、中央まで熱が運ばれているようです。

  中段、下段は、収穫のための通路を確保しているので
  風通しがよく、熱が停滞しないと考えられます。

 



  7日午後には、下段の温度が35度を超えています。

  温度センサーは、マルチシートの上にありますが
  植物が混んでいないため、直射日光と照返しでの
  容器内の温度上昇が発生していると考えられます。


 7月9日午前から7月10日午後までのデータ取得で
 グラフ表示すると以下。

 手前



  午前、午後ともに、温度が波打つ現象が見られます。

  収穫のため、中段、下段は、茎が混んでいないで
  風が通りぬけることから、上段の温度が最も高い
  状態になっています。

 中央



  午後は、ビニルハウスの側面シートを上に
  上げているので、中段、下段では上段ほど
  温度がたかくはなっていません。

  上段の温度は、激しく波打ちになってますが
  下段は、比較的緩やかに推移しています。

 



  9日午後は、下段の温度が35度を下回っています。

  温度センサーを、マルチシートの上に寝せていない
  状態にしたので、風が通りぬけて、温度上昇を抑制
  していると考えられます。

 7月10日午後から7月11日午後までのデータ取得で
 グラフ表示すると以下。

 手前



 中央



 収穫のため、中段、下段は、葉、茎を刈っているので
 風通しがよくなり、上段と比べ温度が低くなってます。

 7月11日午後から7月14日午後までのデータ取得で
 グラフ表示すると以下。

 手前



  丸3日のデータを取得できたことがわかります。

  2000mAhの電池を利用すると、4日分のデータ取得が
  できることがわかりました。

 中央



  夜間でも月と雲の関係で、ビニルハウスに光が
  あることがわかります。

  自動車のヘッドライトの影響は、2分間という
  スパンでは、影響していないと思われます。

 



  装置の置かれた環境によるのか、1日分程度の
  データしか取得できていません。
  次回までに、不具合を解消します。

 7月22日午後から7月24日午後までのデータ取得で
 グラフ表示すると以下。

 手前



  23日のデータは、温度が波打っています。

  台風の影響で、風が強かったため、ビニルハウスの
  中を抜ける風で、温度が急激に変化したとわかります。

 中央



  23日のデータは、換算照度値が波打っています。

  温度計測装置は、トマトの茎と葉の下にあるので
  風により日差しを遮る、透過させるが交互に発生
  していたと思われます。

 



  23日のデータは、換算照度値が波打っています。

  夜半に降雨があったので、晴れと曇りを交互に
  繰り返していたと考えられます。

 7月24日午後から7月25日午後までのデータ取得で
 グラフ表示すると以下。

 手前



  25日の午後に、一度35度を超えています。

  ビニルハウスの両側のシートを巻き上げても
  風で熱を運び出せる限界に達しているので
  35度を超えても、やむを得ません。

 中央



  25日午後に、35度を超える時間帯がある
  のは、手前と同じになってます。

  中央の方が、トマトの茎と葉が混んでいるので
  風による熱の運び出しが少なくなっているため
  手前と比較して、温度が高いと推測できます。

 



  24日の夜でも、温度が上がっているのは
  風が抜けにくいのと、近くにある建物の
  影響で、手前や中央に比べて、温度降下
  が少ないと思われます。

 6月1日から続けてきた温度計測は、一度終了します。

 7月25日夕刻に、別のビニルハウスに温度計測装置
 を移設したので、次回からは、新しいビニルハウスで
 計測したデータをグラフ表示します。


目次

inserted by FC2 system