目次

ハードウエア設計

 UEC、AKI80ともに、東芝のTMPZ84C015か
 ZilogのZ84C15を利用しています。



 Z84C15には、以下のペリフェラルが内蔵されています。

 CTCは、シングルチップのZ80CTCは、3チャネル目
 のZC/TOが存在しません。
 Z84C15には、3チャネル目があります。

 Z80CTCの1チャネルを、Z80SIOの送受信クロックに
 利用します。

 9600bpsを利用するとして、16MHzではx16として
   16000kHz/(9600x16)=104
 になります。
 104=52x2とし、クロックのDUTY比を50%にします。



 パラレルインタフェースは、Z80PIOがありますが
 種々の応用には、ポート数が不足していると考え
 8255を接続します。

 8255を接続するため、制御回路とアドレスデコーダ
 を設計します。



 パーツケースの中に、74LS74がなかったので、74LS193を
 利用して、分周回路を設計し直しました。



 UEC、AKI80に接続するボードを作ります。





 通信ICの8251をもっているので、独立したクロックを
 与えて使えるようにします。

 9600bpsで動かすとして、4MHzを源発振での分周比を
 計算します。

 8251は、利用するデータ転送速度の16倍、64倍を使います。
 4800bps、9600bps、19200bpsで、どのくらいになるのかを
 スクリプトで計算します。
 計算用データは、次のテキストファイルで定義しました。

4800 16
4800 64
9600 16
9600 64
19200 16
19200 64

 AWKのスクリプトは、以下。

{
  result = $1 * $2
  dd = 4000000.0 / result 
  printf("%s => %.1fkHz %f\n",$0,result/1000,dd)
}

 結果は、次のようになりました。

4800 16 => 76.8kHz 52.083333
4800 64 => 307.2kHz 13.020833
9600 16 => 153.6kHz 26.041667
9600 64 => 614.4kHz 6.510417
19200 16 => 307.2kHz 13.020833
19200 64 => 1228.8kHz 3.255208

 4800、9600、19200bpsでは、52、13、26、13分周で
 よいことがわかりました。


目次

inserted by FC2 system