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通販発注見積もり計算(AWK)

 電子工作をしているときに、部品を発注することが
 多くあります。

 代引きでは、お釣りを用意するのが面倒なので
 キッチリになるように、スクリプトで合計金額
 を計算させています。

 データファイルは、単価と終了を2フィールドに
 入れたテキストファイルにしておきましょう。

20 10
150 1
100 5
30 2
25 4
100 1
80 3

 計算は、2つのフィールドの積と合計の和を
 求めることになります。

{
  res = $1 * $2
  sum = sum + res
  printf("%s : %d %d\n",$0,res,sum)
}

 AWKでは、始まりと終わりに特別な処理を
 記述できるので、それぞれに何をするか
 考えます。

 始まりでは、合計金額を代入する変数を
 ゼロにクリアしておけば、よいでしょう。

 このスクリプトは、簡単で以下。

BEGIN {
  sum = 0
}

 終わりには、消費税を内税にするか外税に
 するかとか、代引き手数料を加えるか等の
 処理を書いて対応。

 内税方式の代引き手数料加算では、以下。

END {
  result = sum+800
  printf("total => %d\n",sum+result)
}

 スクリプトにまとめます。

BEGIN {
  sum = 0
}
{
  res = $1 * $2
  sum = sum + res
  printf("%s : %d %d\n",$0,res,sum)
}
END {
  result = sum+800
  printf("total => %d\n",sum+result)
}

 AWKスクリプトとデータ用のファイルを作成した
 ならば、次のようにCUIで操作して、支払い金額
 を計算させます。



 外税方式で手数料と送料が別途必要なときは
 次のように、終わりの処理で調整します。

END {
  sumx = sum * 1.08
  result = sumx + 550
  printf("total => %d\n",sum+result)
}

 自分は、秋月電子とサトー電気で通販による
 電子部品の購入をしていますが spreadsheet
 (表計算ソフト)を利用するよりも、時間が
 短くてすむので、気に入ってます。


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