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バリコン基本動作
電子倶楽部には、バリコンが1個あります。
バリコンは、Variable Capacitorの略称で
正式名称は、可変容量キャパシタです。
回路記号は、以下。
バリコンは、ツマミを回して静電容量を変化させるので
固定の静電容量と並列に接続して、利用することが多い
部品です。
トランスを利用した音出し回路と組み合わせてみます。
この回路では、トランスのインダクタ値が固定ですが
静電容量が増減するようにしています。
固定の静電容量値は確定しているので、この値から増えて
いくように工夫しています。
ツマミを回すと静電容量は増減するので、音のピッチ
(周波数)が低くなります。
配線は、次のようにしていきます。
45 - 65
66 - 48
45 - 17
18 - 29
31 - 46
5 - 47
47 - 19
20 - 29
47 - 58
59 - 29
30 - 49
6 - 49
スイッチを入れてから、可変抵抗器のツマミを
左右に回転させると、音が変化することを確認
できます。
接続を直列に変えると、全体の静電容量は
減っていくようにできます。
配線は、次のようにしていきます。
45 - 65
66 - 48
45 - 17
18 - 29
31 - 46
5 - 47
47 - 19
20 - 58
59 - 29
30 - 49
6 - 49
直列の場合、並列よりも高いピッチになります。
キャパシタが直列になると、静電容量は減る方向に
なるので、並列よりも高くなるのは、ある式で示す
ことが可能。
インダクタンス、キャパシタンスをL、Cとすると
周波数は、次の式で表現されます。
キャパシタンスは、静電容量なので直列、並列で
合成した場合、次の式になります。
これらの式を、周波数を表す式に入れて、思考
テストしてみれば、次のことが理解できるはず。
合成キャパシタンスは、周波数を表現する式の
分母にあるので、キャパシタンスが増えるなら
全体では減りますし、キャパシタンスが減ると
なれば、全体で増えます。
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