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キャパシタ基本動作

 キャパシタは、金属の板を2枚平行にして作っています。




 キャパシタの基本は、金属板の間に電荷を
 ためたり、放出することにあります。

 どれくらいの電荷をためることができるのかを
 示すために、静電容量という単位を利用。

 静電容量は、pFあるいはuFを基準にして表現します。

 長さの単位で、m(メートル)を基準にして
 km、mmを使うのと似ていますね。

 2枚の金属板の間に、絶縁物をいれて、静電容量を
 増やすこともできます。

 絶縁物を入れた静電容量の大きなキャパシタは
 アルミ電解キャパシタと呼んでいます。
 回路記号では、以下のように表現します。




 回路記号では、「+」と2つの平行線の間に
 斜線を入れますが、部品となると、「−」を
 入れてます。




 基本動作の確認に、次の回路が紹介されています。




 リレーのNCで、キャパシタに電荷を蓄えておき
 時間をおいて、リレーのコイルに電流を流して
 LEDとキャパシタを接続。

 キャパシタに蓄えられた電荷が、LEDに流れて
 電流となってLEDが少しの間、光を放ちます。

 キャパシタは、少しの時間ならば、電池と同じ
 働きをすると考えられます。

 配線して、実験してみましょう。
 配線は以下。

 実際の配線は、次のようになります。



 配線が終わって、30秒以上時間をおいてから
 キースイッチを押します。

 スイッチを押すと、LEDが光ってくれるでしょう。
 スイッチを押したままでいると、だんだんとLEDの
 光が弱くなっていき、やがて消えます。

 キャパシタの両端電圧を測定してみると、次の
 ような波形を描きます。



 電圧が上昇していき、飽和状態になってから
 スイッチを押すことで、電圧が下降します。

 電圧の下降が、LEDの光を弱くなる原因。

 電荷を蓄えて一気に放出することは、日常よく
 使われています。

 カメラのストロボは、キャパシタの電荷を
 充放電させることで、実現してます。


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