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リレー基本動作

 リレーは、継電器とも呼ばれます。
 小電流で大電流を流すときに使います。

 最近は、トランジスタやFETが使われますが
 大電流を流す装置には、現役で使われます。

 電子倶楽部の基板上のリレーの位置は、以下。



 リレーは、制御電流を流すコイルと接点の2つの
 部位で構成されています。

 コイルが電磁石になっているので、NC(Normally Close)
 NO(Normally Open)を見て、スイッチオンで接点を開く
 閉じるを変えるように配線します。

 リレーの回路記号は、以下のようになります。




 NO(Normally Open)をA接点、NC(Normally Close)をB接点と
 呼ぶこともあります。

 コイルに電流を流して、LEDが点灯するようにしてみましょう。
 回路では、次のようになります。




 コイルに与える電圧は、3Vと刻字されているので
 それを守ります。指定された電圧よりも大きいと
 コイルが焼き切れるので、注意します。

 電流制限抵抗を470Ωにして、LED、電源、接点の接続は、以下。

 電源、スイッチ、リレーの接続は、次のようにします。

 外部に3Vの電池を用意しての配線は、以下。



 3Vの電池は、次のものを利用。




 橙色のプッシュスイッチを押すと、リレーから「カチッ!」と
 音がして、LEDが光ります。スイッチから指をはなすと、LEDは
 消えました。

 リレーのコイルに接続する電源は、LEDの電源とは別にしても
 動作させられることが重要です。

 リレーの中にある電磁石で、接点を開閉するので
 接点に接続する素子は、コイルに接続する電源と
 無関係にできます。

 リレーには、コイルの接続電源で、3、5、6、12、24Vの
 ちがいがあり、接点に流せる電流で分類された数千種もの素子が
 用意されています。

 バイクや自動車のウィンカーに使われることもあります。

 音でウィンカーが動いていることを確認し、対向車や
 後続車には光で方向を指示することに使われてます。

 ウィンカーは、対向車、後続車、歩行者への意志表示
 ですが、音は運転者に対する動作確認。

 最近のバイクや車では、高い車両だとリレーではなく
 トランジスタを使って、マイクロコンピュータで動く
 ようにしています。

 リレーには接点寿命があるので、「いざ」というときに
 使えないとはならないように、トランジスタを利用して
 いることが多いのですね。


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