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Timer Auto Set

 デジタル回路は、ほぼFPGAの中に入れて動かす
 時代になりましたが、FPGAを使うまでもない時
 もあります。

 電源投入から数秒経過したなら、接点を閉じる回路が
 必要になったので、次の回路を試作してみました。



 発振器、カウンタ、ラッチという3ブロック構成を
 考えて、回路にしてみました。

 秒単位の発振器を探すのが面倒だったので
 点滅LEDを発振器の代用品にしました。

 点滅LEDは、秋月電子で入手。



 カウンタは、手持ちの74HC4040を利用。



 ラッチには、ワンゲートICを使いました。



 ラッチは、パワーオンでリセットしておき
 カウンタの出力で、'H'を記憶します。

 ラッチの入力は、電源電圧を接続しているので
 クロックが入るたびに、論理値の'H'を記憶。

 接点は、NPNトランジスタのコレクタに接続。
 NPNトランジスタのベースに制御信号を印加
 して、コレクタからエミッタに電流が流れる
 道を作ります。

 ラッチのクロックは、8秒から10秒に一度
 L→Hと変化するので、この周期で出力Qの論理
 値が確定します。

 見かけ上は、一度'L'から'H'になるだけですが
 何度も'H'を出力することを、繰り返します。

 カウンタは、処理が終わったならリセットすべきと
 意見を貰ったので、回路を見直して以下とします。



 ヒステリシスを持ったゲートを使い、カウンタ
 のクロックの電圧レベルが確保されるように変更。

 カウンタのリセットは、電源投入時と処理終了後の
 2ステージなので、負論理入力の論理和を使っての
 対応にしました。

 タイミングチャートは、次のようになります。




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