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TNCインタフェース

 アマチュア無線のリグを利用して、デジタル通信を
 扱うことが多くなってきました。

 1990年代は、タスコ電機のTNCが有名で、互換品を
 入手してパケット通信に使っていました。



 最近は、ソフトTNCがありパーソナルコンピュータで
 いろいろなデジタル通信ができるようになりました。

 知人からの依頼で、ソフトTNCを動かすための
 インタフェースを半田付け。基板は、以下。




 回路図を入手して、マイク、スピーカ、PTTの3ブロックを
 手持ちの部品で実現してみます。

 回路図は、以下。




 リグのマイク入力は、モノラルなので
 可変抵抗とキャパシタの直列接続。
 キャパシタで直流分をカットしてます。

 PTTは、プッシュスイッチの他にシリアル
 インタフェースで操作できます。

 シリアルから制御信号が出ているときは
 LEDの点灯でモニタしておきます。これが
 ないと、ソフトTNCが動作しているか確認
 しにくくなります。

 PCのスピーカ出力は、ステレオなので
 どちらから信号が出力されたとしても
 動作するように、固定抵抗を2本用意
 して、可変抵抗器に接続。

 Rigがスピーカの音量を調整できるなら
 次の回路でも、動作しました。




 PTTスイッチを端末ソフトを利用して、制御
 するときには、リレー等でRigのスピーカと
 PCのマイクを切断して、ノイズが回り込む
 ことを回避した方が、良さそうです。

 リレーでの切断は、次の回路でよいはず。



 C接点を共通にして、A接点はNormally Open
 B接点はNormally Closeにして利用。

 リレーを追加すると、以下。



 剥き出しのままだと危険なら、タッパー
 に入れます。



 リレーには接点寿命があるので、アナログスイッチを
 利用して、次の回路でもいけます。



 基板にまとめると、以下。



 アナログスイッチの動作は、次の回路でテスト。



 動作を目視できるようにしてあります。

 プッシュスイッチを押すと、XとX0が接続されて
 緑LEDが点灯。何もしなければ、赤LEDが点灯。

 ブレッドボード上で実機テストしています。




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