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デジタルVCO+PLL

 アナログ回路のVCO(Voltage Controlled Oscillator)にPLLを
 加えると、デジタルVCO+PLLが実現できると、次の小冊子で
 知りました。



 回路は、以下。




 SRラッチを利用して、VCOを実現しています。

 SRラッチの片側に、RC積分回路を用意して
 時定数は10msとしています。
 SRラッチの出力を積分するので、'H'を出力後
 10ms以内に入力が’H'になりますが、それまで
 'L'を入力しているので、'H'をキープします。

 上側ではSRラッチにSET信号を与えます。

 発振させるには、SRラッチにRESET信号を
 与えなければなりません。

 SRラッチのもう一方には、50Hzを入力して
 カウンタ出力と位相比較します。この位相
 比較器でSRラッチにRESET信号を与えます。

 SRラッチは、SET、RESET信号を利用した
 発振回路を構成。

 PLLは、位相比較器を使いVCOに対して
 発振周波数を制御する電圧を与えます。

 デジタル回路でVCOと等価な機能を実現するため
 SRラッチを利用し、SETとRESETの信号を受け取り
 発振させます。

 SRラッチは、入力周波数の整数倍の周波数で
 発振し、この回路は12倍の600Hzを設定。

 位相比較器には、カウンタ出力の50Hzと元になる
 50Hzを入力するので、位相の違いで必ずRESETを
 SRラッチに与えます。

 50Hzは電源トランスを利用したクロックジェネレータで
 生成させました。

 回路は、以下。



 電源と共有したユニットで利用できるようにしてます。




 PLLに使ったカウンタは、10分周、12分周としたいのですが
 出力をBCDデコーダに入力して、5分周、6分周で済ませて
 います。



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