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Dフリップフロップ実験

 デジタル回路のレジスタ、カウンタはDフリップフロップで実現します。

 学生時代は、Dフリップフロップの動作を理解するのに
 相当な時間をかけました。手元にICがあれば理解は早い
 だろうと、実験回路を考えます。

 レジスタとトグルの両方を実験できるように
 スイッチで入力を切り替えています。



 レジスタ動作とトグル動作に分けて実験できるように
 したので、複雑に見えます。各々の動作に分けて説明
 します。


レジスタ動作  レジスタ動作は、D入力の論理値をクロックを使って  記憶します。記憶した論理値をQ出力に伝達。  クロックが必要なので、74HC14の2ゲートを使い  RC発振回路を組んで、クロック入力に与えます。  D入力には外部から論理値を与え、クロックで記憶。  Qの反転で、記憶している論理値がわかるように  LEDを点灯します。論理値が1のとき点灯。  電源投入とともに、リセットしてQの出力は'0'に  して、入力の論理値を判断しやすいように工夫して  います。  1ビットの論理値では、役に立たないとなれば  必要な数だけDフリップフロップを並べます。
トグル動作  トグル動作は、クロックが入るごとにQ出力の  論理値を反転します。  一見難しそうに思いますが、Qの否定をD入力に  フィードバックして実現。  クロックはスイッチで代用し、押すたびにD入力の  論理値が反転。これで、Q出力が1と0を繰り返す  カラクリです。
テスト回路  8ピンのDIPスイッチを利用し、74HC14と4013を実装した  基板を半田付けしました。  ブレッドボード上では、ワイヤーが込み入ってしまい  見通しが悪いので、基板に半田付けしてテスト。  レジスタ動作、トグル動作は、DIPスイッチの組み合わせで  選択できるようにしています。  フリップフロップに、74HC74を利用するとき  パワーオンリセットをバッファに入れます。
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