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シリアルインタフェース処理
シリアルインタフェースは、PC側からFPGAに対して
情報を伝達する機能とデバイスファイルのオープン、
クローズを担当します。
シリアルインタフェース担当オブジェクトを、sciDTBとします。
次の3機能を定義します。
- プロトコル設定
- オープン、クローズ
- パラメータ転送
プロトコル設定
FPGAがもつプロトコルをsciDTBのもつプロパティに設定します。
設定項目は、以下です。
- ポート番号 COM1(デフォルト)
- データ転送速度 9600bps
- フロー制御 なし
- 受信バッファサイズ 8192バイト
- 文字エンコード シフトJIS
アプリケーション起動時、上記内容を設定します。
コードは、以下。
sciDTB.PortName = "COM1";
sciDTB.BaudRate = 9600;
sciDTB.RtsEnable = false;
sciDTB.DtrEnable = false;
sciDTB.ReadBufferSize = 8192;
sciDTB.Encoding = System.Text.Encoding.GetEncoding("shift_jis");
オープン、クローズ
ポート番号をもらい、オブジェクトsciDTBのメソッドを利用します。
フラグgPflagを用意し、ポートがオープンされていれば
trueを指定し、クローズであればfalseを設定します。
gPflagの論理値で、不合理な操作を排除します。
オープン処理は、次のシーケンスを実行します。
- フラグgPflagがtrueなら、そのまま終了
- ポート番号指定
- オブジェクトメソッドを使い、オープン
- フラグgPflagをtrueに設定
- オープンボタンをdisableにする
- クローズボタンをenableにする
オープン処理では、I/Oエラーが発生する場合
エラーメッセージを表示し終了します。
クローズ処理は、次のシーケンスを実行します。
- フラグgPflagがfalseなら、そのまま終了
- フラグgPflagをfalseに設定
- オープンボタンをenableにする
- クローズボタンをdisableにする
- オブジェクトメソッドを使い、クローズ
パラメータ転送
sendボタンをクリックした場合の処理を定義します。
5個の数値増減コンポーネントで指定されている値を
配列に入れ、トリガーフラグを設定後、他のメソッド
に処理を一任します。
他のメソッドをどうするかを考えます。
ひとつ前に設定したパラメータから、指定値まで
1秒ごとに値を増減させます。
指定値になったら、パラメータ更新を止めます。
詳細は、後で説明します。
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