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GOTOレスプログラム

 BASICやFortranで使われるGOTOを排除しようとした
 学者がいました。

 Dijkstra(ダイクストラ)は、GOTOを使った「スパゲティ」
 プログラムを批判し、GOTOレスプログラムを提唱。

 Dijkstraは、GOTOを使わないでも、プログラムを作成
 できるとして、properプログラムを採用するようにと
 布教してました。

 最近のプログラミング言語は、GOTOに相当する予約語を
 もってはいますが、使わないで済ませられるように工夫
 されています。

 GOTOレスプログラムにして、何がよいのかというと
 動作を理解しやすくなることでしょう。

 GOTOレスにすると、ピラミッド構造をした
 プログラムになるので内容を把握しやすく
 なります。

 GOTOを使うと、ブロックあるいはモジュールと
 しての「まとまり」を破壊することがあります。

 「まとまり」をもって、内容を抽象化していくと
 処理を理解しやすくなるというのが、GOTOレスの
 プログラムを推奨する背景があります。

 IBMでは、構造化プログラムを推進したHIPOを
 唱えていたこともありました。

 GOTOレスプログラムを、極端に推し進めると
 Water Fallモデルという、構造をとるため
 Death Marchに陥りやすいという短所も出て
 きます。

 Water Fallモデルとは、大規模なプログラムで
 システム構築するときに出てくる弊害ですが
 制御に関係する開発では、あまり見かけない
 ので、これ以上は触れません。


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