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構造化プログラム

 制御関係のプログラム(ファームウエア)では、proper programを
 書くように推奨されます。

 proper programは、連接、選択、反復の3構造を利用して
 書かれたプログラムと定義されています。

 連接、選択、反復を、PADで図示すると、次のようになります。

 連接

  上から下に向けて、処理を並べていくのが連接。



 選択

  条件判定をして、どちらの処理を実行するのかを決定。




  PADでは、条件判定がYESのときに、上に対応する処理を
  指定し、NOのときに、下に対応する処理を描きます。

  実際は、デフォルトを決めておいて、判定により
  ひとつの処理だけを実行するか否かを決定して
  いきます。



 反復

  条件判定をして、YESのときに処理を実行する
  前判定反復を利用するときは、以下。




  大部分の操作は、前判定反復で描けます。
  稀に処理実行後、最後で判定する場合もあります。
  が、前判定反復にした方が論理を掴みやすいので
  後判定反復は使わない方針でいきます。

  反復の場合、無限回数と有限回数のどちらも
  書けるため、有限回数では、FORを使っての
  制限をかけることが多くなります。

  whileは無限回の反復、forは有限回の反復と
  するプログラミング言語仕様が多いです。

 連接、選択、反復だけでプログラムを書いて
 いくと、BASICのGOTO多用記述を少なくして
 「スパゲティプログラム」をなくす方向に
 なります。

 C、C++、Pascal、Pythonは、ほぼ構造化された
 プログラムにできます。

 BASICはGOTOを利用できるので、構造化された
 プログラムを書きにくいですが、サブルーチン
 を使い、構造化を考えます。


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