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等号と代入

 複数のプログラミング言語を扱っていると
 次のようなコードを目にすることがあります。

 X = X + 1

 数学が得意な学生は、これで面食らってしまい
 そこから進めなくなることが多々あります。

 等号は代入として扱い、比較の場合には
 他の記号を使う。

 この方式を採用しているのは、次のプログラミング
 言語になります。

 C、C++、C#では、代入は等号を1個だけにしています。
 比較の場合には、等号を2個連ねての扱い。

  x = inp(GPIO);
  if ( x == NONE ) {
     /* ??? */
  }

 PASCALでは、代入は等号の前にコロンを置いて対応。
 比較の場合には、等号を1個だけにして扱います。

  x := 4 ;
  if ( x = 4 ) then
  begin
    /* ??? */
  end ;

 BASICでは、代入はLETと等号を1個組み合わせて対応。
 比較の場合には、等号を1個だけにします。

  LET X=INP(GPIO)
  IF X = NONE THEN
    ' ???
  END IF

 BASICには、多くの方言があるのですが
 標準と呼ばれる仕様には、LETを使うと
 明記されています。

 Pythoneでは、代入は等号を1個として
 比較には、等号を2個利用します。

  x = inp(GPIO)
  if x == NONE :
    # ???

 Pythonは、インデントを除いてC、C++、C#と
 ほぼ同じと考えればよいでしょう。

 プログラムを書く場合、等号はどう扱われるのかを
 しっかり確認して、一度作成したなら、コピーして
 間違いをしないようにするのがよいと考えます。


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