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OPアンプでつくるAudioアンプ

 OPアンプは、Operational Amplifierという名称が
 あるので、増幅は得意です。

 ラジオ、スマフォに接続し、外部スピーカやヘッドフォンを
 鳴らすことができるAudioアンプを作成してみます。

 スピーカを鳴らすためには、信号増幅の他に、バッファを
 用意して、電流増幅を考えます。

 バッファを電圧フォロワと考えると
 電圧フォロワをスピーカと接続。

 電圧フォロワの回路は、以下。



 バッファができたなら、増幅回路を考えます。

 電子装置の音声入出力は、1Vppというのが相場なので
 電圧利得を最大5倍になるようにしてみます。

 利得が大きく位相が変化しないのは、非反転増幅器と
 して、以下の回路を採用。



 電圧利得は、(1+Rf/Rs)で簡単に計算できます。

 帰還抵抗を可変抵抗器にしておけば、振幅の利得を
 可変にできます。

 具体的には、次の回路を採用。



 回路図の数値では、Rf/Rsが最大で4になるので
 全体では5倍になります。(34dB)

 非反転増幅器と電圧フォロワを接続し、増幅器にします。

 1チャネル分の回路は、以下。



 2電源タイプのOPアンプを利用するとして、電源電圧を
 考えると、1Vppを最大5Vppにするので、正負に6Vあれば
 よいでしょう。

 12VのACアダプタを使い、正負に6Vを与えます。

 利用するACアダプタは、以下。



 単電源から擬似で正負電源を生成する次の回路を入れることに。



 完全に正負の電圧は、対称にはなりません。

 0.6V程度、負の電圧が不足します。

 ステレオでスピーカを鳴らす回路は、以下。



 基板に半田付けすると、次のようになります。
 (バッファは、デュアルタイプを利用。)




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