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Forth利用動機
IchigoJamというパーソナルコンピュータがあるのを
知り、ARMチップを入手して動かしてみました。
BASICインタプリタが入っているので、やりたいことを
実現できましたが、素直に喜べない思いが残ります。
お手軽にコンピュータを動かすことができますが
BASICの行番号が不要に思え、コード作成に集中
できません。
行番号の利用で、最大で1024文字ではコード入力の
制約がありすぎると感じ、IchigoJamで使われている
LPC1114を、他の言語で使えないか調査。
行番号なしで、日本語の文法に近い言語として、Forthに
たどり着きました。
CP/M80上で動作するForthは、お遊びで使ったこともあり
MS-DOSやFM-TOWNSでのForth利用経験はあります。
使ってみるかと、IchigoJamとは別の基板を半田付け。
シリアルインタフェースを使いForthインタプリタと
会話しつつ、ワード入力と実行ができる環境を用意。
TeraTermで接続してみると、次のようなオープニング
メッセージを表示してきます。加算のテストも同時に
やってみました。
加算でのForthインタプリタへの指示は、以下。
- 整数12をスタックトップに入れる
- 整数34をスタックトップに入れる
- スタックトップとその下の数値を取り出し、加算し結果をスタックトップに入れる
- スタックトップの数値を取り出し、表示
加算処理で、LPC1114上のForthインタプリタが動くと
わかったので、少しずつForthスクリプト作成に慣れて
いくことにします。
端末接続では、TeraTermで次のプロトコルを指定します。
- データ転送速度 115200bps
- データ長 8ビット
- ストップビット 1ビット
- パリティ なし
- 送信デリミタ LF
- 受信デリミタ CR
- ローカルエコー なし
基板上の論理反転とレベル変換には、バイポーラ
トランジスタを利用。これは、2SC458を使います。
次のブロック図のようにしておきます。
ファームウエアは、次のページからダウンロード。
tarボールになっているので、LHarcのようなアーカイバ
ソフトで展開します。
展開したディレクトリ中に、LPC1114のディレクトリがある
ので、含まれているるHEXファイルを取り出して、デバイス
にライトします。
HEXファイルを書き込むには、ライターソフトのFlashMagicを
ダウンロードして利用。
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