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ルネサス対策

 MCR_VCでは、利用するモータとコンピュータに制限は
 ありません。コンピュータにはArduino、ARMを使って
 きました。

 MCRでは、ルネサスのコンピュータを利用することが
 レギュレーションに入れられているので、ルネサスの
 コンピュータを使って、制御してみます。

 ルネサスのマイコンで、手持ちがあるものを並べて
 みると、以下がありました。

 この中で、V850、78kはNECエレクトロニクスが設計
 開発したRISC、CISCのマイコンです。

 V850



 78k



 デザインコンテストで、78kを利用した空気圧ロボットを
 動かしたシステムで応募し、入賞してデバッガを貰って
 います。



 ルネサスのHEW(High-performance Embedded Workshop
 元々はHitachi Engineering Workbench)を使う気には
 なりませんが、旧NECエレクトロニクスの開発環境は
 Unix、Windowsの双方で使えるので、楽ができます。

 ルネサスのWebサイトには、無償開発ツールが残っていた
 ので、ダウンロードしてインストールし使いました。



 Arduino、78kを混在させて利用するため、78F9222を
 使います。(78F9222は、展示会で配布されたものが
 残っていたので、これを利用することに)

 78F9222は20ピンしかないので、画像処理のような
 複雑な処理を担当させられません。ピンに与えら
 れた機能を見て、何をさせるか考えます。



 兼用ピンの内容を列挙します。

 兼用ピンの扱いを考えます。

 マイコン動作クロックは、内蔵8MHzを利用するので
 P121、P122をI/Oとして使います。

 A/Dコンバータを利用するのは、GameBoyCameraのみで
 Arduinoが担当しているので、I/Oで使えます。

 P43、P44は通信によるデバックに使えるので
 外部にICを接続します。

 デバッガ、フラッシュROMライターとなるMINICUBE2と
 接続するピンは、以下となっています。

 実際にI/Oで利用できるピンをリスト。

 4ビットのデータバスにP20からP23を
 利用し、P30、P31、P123をデータ転送
 の制御に使えば、P40からP42でモータ
 のPWM波形出力はできそうです。

 デバッガで利用できるように、専用基板を
 作成しました。



 MINICUBE2の関係資料で公開されている回路を
 使いました。



 I/Oピンが少ないので、ロータリーエンコーダの
 出力を拾って、タイヤの回転数を求めることが
 可能です。これを利用すれば、ジャイロのように
 左右のタイヤの回転数を一致させることができる
 と考えました。

(under construction)

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