大会向け準備
机上調整が終わったので、大会向けの準備をします。
MCRの大会規定では、ルネサスのマイクロコンピュータを
利用することになっています。が、画像処理走行マシン
では、マイコンボードの規定はなしとなっています。
FPGAだけで、すべてのことができるはずですが、最近
利用しているARM、AVRを利用して画像処理させます。
FPGA、ARM、AVRの各基板は、すべて3.3Vで動作する
仕様にしています。デバッグ効率を上げるため、LCD
ボードを使えるようにします。
手持ちのキャラクタLCDは、すべて5V電源を要求する
ので、HT7750Aを利用し、3.3Vから5Vを生成するDCDC
コンバータを接続します。
回路は、非常に単純で、電源3.3Vから5Vを生成する
ブロックを付けるだけで済みました。
半田付けしただけでは、動作するか否か不明なので
AVRマイコンの簡単なファームウエアを作成して
動作テストしてみました。
短時間でテストできるように、AVRのBASCOMを利用した
ファームウエアを作成しました。内容は、以下です。
'*** LCD test program ***
'
'LCD and DCDC converter TEST Sample
'
' Ver 0.01
'
' MCU = ATtiny2313
' Clock = 4MHz
'
' First Update 29th Dec / 2011
'
'**************************
'*** initial setting ***
'**************************
$regfile = "attiny2313.dat" ' Chip ATtiny2313
$crystal = 4000000 ' clock 4MHz
'
Config Portd = &B11110000 ' upper output lower input
Config Portb = Output
'*********************
' configure LCD mode *
'*********************
Config Lcdpin = Pin , Db4 = Portb.4 , Db5 = Portb.5
Config Lcdpin = Pin , Db6 = Portb.6 , Db7 = Portb.7
Config Lcdpin = Pin , E = Portb.3 , Rs = Portb.2
Config Lcd = 16 * 2
Dim Freq As Word
Dim Disp As Word
Freq = 10
Disp = 1
'****************
'* main routine *
'****************
Main:
' show
Gosub Showlcd
' update
Freq = Freq + 10
Disp = Disp + 1
' delay
Wait 1
'
Goto Main
'
End
'*****************
' show frequency *
'*****************
Showlcd:
Cls
Locate 1 , 1 : Lcd "Freq = " ; Freq
Locate 2 , 1 : Lcd "disp = " ; Disp
'
Return
画像処理は、BarCodeScannerに一任することとして
テスト回路から、FPGAあるいはマイコンに接続できる
ように、コネクタケーブルを作成します。
電流容量を大きくするため、生基板に電源スイッチ
を利用しました。
電源スイッチを入れると、緑LEDが点灯します。
シャーシには、両面テープで貼り付けます。
BarCodeScannerは、目玉クリップを利用した
アダプタを作り、ポリジョイントをポストと
して、銀色の目玉クリップの穴にビスを入れ
ナットで固定します。
横から見ると、BarCodeScannerが傾斜をもつ
配置になっていることがわかります。
電池の着脱が簡単になるように、シャーシに
ポストを立てて、挟み込むようにしました。
ポストには、フラットケーブルの被覆に使われて
いた、カバービニルを使いました。
電池ボックス2個で、アクリル板を挟んで4個
の電池ボックスをひとまとめにしました。
シャーシにセットすると、次のようになります。
電池ボックスの上に、FPGA基板を配置するので
バルサ材を利用して絶縁します。
FPGA基板を載せると、次のようになります。
路面センサーに、BarCodeScannerかGameBoyCameraを
載せると、MCR-VCマシンになります。
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