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ハードウエア仕様検討

 ファームウエアの仕様検討で、おおよそ必要になるハードウエア
 がわかりました。
 ハードウエア仕様を、詳細に検討します。

 ファームウエアから、カメラ、SRAM、モータ、ボタンスイッチの
 接続まで決まりました。
 テストデバッグを円滑にするため、EEPROMとLCDを接続します。

 ブロック図では、以下のようになります。



 H8/3048Fとしては、秋月電子のAKI-H8を利用します。


ボタンスイッチインタフェース

 ボタンスイッチは、スタート・ストップトリガーとスピードを  選ぶ2種類を接続します。  H8のポートBに、次の回路図のように接続します。  ポートBの4、5ビット目を利用するのは、以前作成  したファームウエアを流用できるからです。

カメラインタフェース

 カメラとしてc328-7640を使います。  このカメラは、電源電圧が3.3Vなので、3端子レギュレータ  で5Vから3.3Vを生成します。  H8のSCI0は、5VのTTLレベルインタフェースをもつので  ロジックICの74HC14を利用して、バッファリングします。  電圧レベルを整合するため、抵抗で分圧します。  H8とカメラが通信していることがわかるように  LEDをインディケータとして利用します。

EEPROMインタフェース

 シリアルEEPROMは、128バイトならば\40ほどで入手できます。  EEPROMは、ATMELのAT93C46を利用します。  H8の書込回数が上限100回なので、最も変更する  であろうモータのDuty比をEEPROMに格納します。

SRAMインタフェース

 画像処理のために作った、128kバイトのSRAMを利用します。  128kバイトは、32kバイトのSRAM、4個で構成しています。  このうちの1個にアクセスできるようにします。  ポート1をアドレス15ビットの下位8ビットに  ポート2をアドレス15ビットの上位7ビットに  ポート3をデータ8ビットに割当てます。  チップセレクトはポート6の1ビット、ライトイネーブル  リードイネーブルはポート5の2ビットを利用します。

モータドライバ

 モータは、タミヤ模型のTwinGearBoxを利用します。  ドライバ回路は、パワートランジスタを使います。  ポートBの2、0ビット目を利用するのは、以前作成  したファームウエアを流用するためです。

LCDインタフェース

 LCDは、走行中の状態を表示します。  試走している最中に、走行状態をVTRで撮影して動作を  改善する目的で利用します。  H8で利用するI/Oピンを減らす目的で、シフトレジスタ74HC164  を8ビットラッチとして使います。

電源

 H8とカメラ用に、5.4V程度の電圧を用意します。  ニッケル水素電池を5本直列にし、6Vを作ります。  このままでは、H8を破損するので、シリコンダイオードを  入れて、5.4V程度まで電圧を下げます。  モータ用には、3.6V程度の電圧を用意します。  ニッケル水素電池を3本直列にし、3.6Vを作ります。
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