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動作テスト

 IchigoJamのハードウエアをテストするには、
 基板上にあるLEDとボタンを使ってみます。

 基板を見てみると、ボタンとLEDの位置がわかります。



 LEDを点滅するプログラムは、以下。

10 ' test0
20 LED 1:WAIT 60
30 LED 0:WAIT 60
40 GOTO 20
50 END

 プッシュボタンのテストも入れてみましょう。

10 ' test1
20 @LOOP
30 LED 1:WAIT 60
40 LED 0:WAIT 60
50 IF BTN() GOTO @EXIT
60 GOTO @LOOP
70 @EXIT
80 LED 0
90 END

 ここまでで、基板上の入力と出力のテストが
 できました。

 BASICには、IN、OUT命令が用意されているので
 これを使ってみます。

 ブレッドボードに、温度センサーとLEDをつけます。



 ブレッドボードは、内部で次のように接続されています。



 IchigoJamとは、ワイヤーを使って接続しましょう。



 IchigoJamの9と10は、OUT1、OUT2になっているので
 次のように抵抗とLEDを接続しておいて、点滅させて
 みましょう。(抵抗の値は、1kΩ)



 OUT命令で、交互に1と0の出力を変えてみます。

10 ' test2
20 OUT 1,0:OUT 2,0
25 ? "1,0"
30 OUT 1,1:OUT 2,0:WAIT 60
35 ? "0,1"
40 OUT 1,0:OUT 2,1:WAIT 60
50 IF BTN() GOTO 70
60 GOTO 30
70 OUT 1,0:OUT 2,0
80 END

 ラベルを使うと、次のようなプログラムにできます。

10 ' test2
20 OUT 1,0:OUT 2,0:LET W,60
30 @START
32 ? "1,0"
34 OUT 1,1:OUT 2,0:WAIT W
40 ? "0,1"
42 OUT 1,0:OUT 2,1:WAIT W
50 IF BTN() GOTO @EXIT
60 GOTO @START
70 @EXIT
72 OUT 1,0:OUT 2,0
80 END

 LEDが点灯する条件は、決まっているので
 IchigoJamの7、8ピンの電圧を利用して
 ワイヤーの接続を変えて、条件を見つけて
 おきます。(抵抗の値は、1kΩ)



 LEDが点灯する条件がわかれば、次のように
 OUT1だけを使って点滅させられます。

10 ' test21
20 OUT 1,0
22 ? "1"
30 OUT 1,1:WAIT 60
32 ? "0"
40 OUT 1,0:WAIT 60
50 IF BTN() GOTO 70
60 GOTO 30
70 OUT 1,0
80 END

 このプログラムのブレッドボード上の配線は、以下。



 ラベルを使うと、次のようにも書けます。

10 ' test21
20 OUT 1,0:LET W,60
30 @START
32 ? "1"
34 OUT 1,1:WAIT W
40 ? "0"
42 OUT 1,0:WAIT W
50 IF BTN() GOTO @EXIT
60 GOTO @START
70 @EXIT
72 OUT 1,0
80 END


 温度センサーを、ブレッドボード上に
 挿入して、配線を出しておきます。



 温度センサーは、電圧を出力するので
 ANA(2)を利用して入力して表示。

10 ' test3
20 ? ANA(2)
30 WAIT 60
40 IF BTN() GOTO 60
50 GOTO 20
60 END

 WAITに与える値を調整して、見やすい表示に
 するのもよいでしょう。

 ラベルを使い、プログラムを書き換えると
 次のようになります。

10 ' test3
20 LET W,60
30 @ADC
40 ? ANA(2)
50 WAIT W
60 IF BTN() GOTO @EXIT
70 GOTO @ADC
80 @EXIT
90 END


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