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システム構成把握

 IchigoLatteでは、起動するとシェルが使える状態になります。

 状態遷移は、次の図を思い浮かべるとよいでしょう。



 状態は、次の3種。

 シェルのlashから、テキスト編集とスクリプト実行に
 遷移するには、「vi」と「ms .」のコマンドを利用。

 各々のモードからシェルのlashに戻るには
 キーボード上のESCキーを押します。

 lashは、「Latte shell」の略だと思いますが
 UNIXのシェルである「Bourne Shell」の拡張
 である「bash」をイメージしているのでしょう。

 シェルは、ファイル操作ができますが

 JavaScriptのカレントファイルを「.」で
 表現しています。

 スクリプト実行で「ms .」とタイプするのは
 カレントファイルを実行すると読み換えると
 理解しやすいと思います。

 カレントファイルしか扱えないのでは不便なので

 シリアルEEPROMへのセーブ、その逆のロードを
 シェルlashのコマンドで対応。

 シリアルEEPROMへのセーブ、ロードにはコマンド
 catを使います。

 いくつかの使い方を見ていくと、次のようになります。

 cat .

  JavaScriptで書いたプログラムを表示。



 cat . > uart

  JavaScriptで書いたプログラムをシリアルへ出力。



 cat uart > .

  JavaScriptで書いたプログラムをシリアルから入力。



 cat . > @10

  JavaScriptで書いたプログラムをシリアルEEPROMの
  10番の領域へ転送。(プログラムセーブに相当)



 cat @21 > .

  JavaScriptで書いたプログラムをシリアルEEPROMの
  21番の領域からカレントファイルに転送。
  (プログラムロードに相当)



 シェルには「ls」も用意されているので、EEPROMの
 内容を画面示をしたいときに使います。

 ls @0


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