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ハードウエアテスト(その4)

 パーソナルコンピュータのファンが、使えるか使えないかを
 テストしました。



 このファンは、電源が+12Vなので、IchigoJamのOUT命令では
 駆動できないため、ブレッドボードに次の回路を組みました。



 トランジスタのベースに0.6V以上の電圧を与えると
 コレクタからエミッタへと電流が流れるので、ファンが
 回転します。

 OUT命令を使えば、OUTの1から6のピンに、電圧として
 約3Vが出力されることを利用します。

 10秒回転、10秒停止させてみます。

 回転のときに、LEDを点灯させて、モニタとします。

 BASICコードは、以下。

10 ' test fan
20 LET W,600:LET [0],0:LED 0:' initialize
30 OUT 1,[0]:LED [0]:' impress 
40 WAIT W : 'delay
50 LET [0],([0]+1):LET [0],([0] & 1):' update
60 IF BTN() GOTO 80
70 GOTO 30
80 ? "exit":OUT 1,0:LED 0:' turn off motor and LED
90 END

 ラベル利用で、次のようにも書けます。

10 ' test fan
20 LET W,600:LET [0],0:LED 0:' initialize
30 @LOOP
35 OUT 1,[0]:LED [0]:' impress 
40 WAIT W:'delay
50 LET [0],([0]+1):LET [0],([0] & 1):' update
60 IF BTN() GOTO @EXIT
70 GOTO @LOOP
80 @EXIT
85 ? "exit":OUT 1,0:LED 0:' turn off motor and LED
90 END

 繰り返しを実現するために、配列[0]をカウンタに
 使っています。今回は0か1だけでよく、カウンタ
 のLSB(Least Significant Bit)だけを使うように
 論理積を使います。

0(0000)→LSB(0)
1(0001)→LSB(1)
2(0010)→LSB(0)
3(0011)→LSB(1)
4(0100)→LSB(0)
5(0101)→LSB(1)
 :

 ファンのようなモータを使う回路では、注意する
 ことがあります。

 回路で使っているトランジスタは、コレクタからエミッタに
 流す電流値を最大500mAとします。回転が始まると、100mA
 くらいに落ちるので、電流を流し始めたときの突入電流値に
 耐えられるデバイスを選定します。


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