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鉛蓄電池充電器
アマチュア無線の移動運用で使える電池として
鉛蓄電池を利用することにしました。
GSユアサの鉛蓄電池の取扱説明書に、充電回路が
掲載されていたので、手持ち部品で作れるかと
半田付け。
タッパーに入れると、次のようになります。
回路は、秋月電子の鉛蓄電池充電キットの中から
拝借して、半田付け。
この回路図を見て、AC100Vからトランスで所定の
電圧を生成していますが、効率が悪く感じます。
ICに接続している可変抵抗器や固定抵抗で充電電圧を
調整するので、ノートコンピュータのACアダプタを
使えると判断。
回路図の一部を変更。
回路図だけでは、動作が理解できないので、ICの
データシートを入手して、動作を解析。
この等価回路図は、入手したICのLM723の内部。
左にあるOPアンプで、電圧を所定値にし
内部トランジスタで電流を監視。
出力電圧を、抵抗R5、R6で1/2としてOPアンプの
反転入力に接続。非反転入力には、参照電圧を接続
しているので、OPアンプはアナログコンパレータと
して働きます。
OPアンプで、パワートランジスタに与える電圧を
自動制御して、エミッタから流れる電流を固定。
接続負荷の電流を監視し、電流が一定値になる
ように、OPアンプの電圧出力を制御します。
この処理は、CURRENT LIMITERが担当しています。
接続負荷が要求する電流値が、IC内部トランジスタで
確保できないときに、外付けパワートランジスタ利用
で、電源から必要分を貰ってきます。
IC内部トランジスタの電流は、100mAくらいなので
それ以上の電流を扱うときは、外付けトランジスタ
を用意しなければ、電池に必要な電流を与えられない
となります。
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