20110529QRPmeeting

 アマチュア無線のQRPミーティングに参加しました。

 今回の参加目的は、2つありました。

 インピーダンス変換器は、JA1BVA斉藤OMから設計依頼があった内容です。

 135kHzの発振器出力をアンテナに与え、SWR(定在波)を測定したい
 とのことで、秋月電子のファンクションジェネレータを紹介しました。



 このファンクションジェネレータの出力インピーダンスが600Ωで
 無線機の出力インピーダンスの50Ωと整合しないため、正確な測定
 ができないのです。
 (そのまま出力では不整合で、一気に電力が食われてしまいます。)

 そこで、アンプを設計して欲しいという内容でした。不整合をなくす
 には、インピーダンス変換と考えて、設計した回路図を送付しました。



 トランジスタのバイアス抵抗を、2.2kΩにし、エミッタ抵抗を100Ω
 にしたところ、出力信号の振幅が入力の1/2となり、整合したとレポート
 がきました。

 その実装回路を見せたいと、埼玉から来て頂けるというので、出かけました。

 周波数カウンタで、135kHz帯の出力があると確認しています。



 ボックスの中に入れられた、インピーダンス整合器とご対面です。



 GigaStのスペアナ用のWindowsアプリは、Javaで作り直していきました。



 持参されたノートPCのWindowsが起動せず、インストールを断念しました。

 ミーティング後に、JR札幌駅近くのDo夢で、新しいWindowsマシンを
 購入し、その中にインストールして後日渡すことにしました。

 入手したWindowsマシンで、ミーティング2日後に動作を確認しました。



 20110529の持ち寄り自作品をピックアップして紹介します。

 キットを利用した40m(7MHz)のCWトランシーバです。  このキットは、内部にATMELのAVRマイコンを使っています。  マイコンで、DDSを作って、8種類の機能に対応しています。  共同購入で、自分も入手したので、次回半田付けして持参するつもり。
 ループアンテナ、アンテナアダプタ、電力計、エアーバリコン等を  構成するボックスです。  バーアンテナ→インピーダンス変換器→オーディオフィルタ等を  まとめた、受信回路があり、その上に送信回路があります。  これらがまとまって、ひとつのトランシーバを構成しています。
 ダイソーで売られているCanBoxを利用したユニットです。  左から   同調回路(バーニアで細かい回転ができます)   パワーメータ(懐かしいUVタイプ)   オーディオ回路  とユニット化されています。  これらを接続すると、受信機ができますね。
 最年少メンバーの作った作品です。  オークションで入手した真空管無線機をレストアしたそう。  ダルマ管は、QRPミーティングメンバー提供品です。
 エレキー、同調回路、学研の真空管ラジオ、無線機です。  無線周波数帯アンプとアンテナカプラです。
 1年間モンゴルに行っていたメンバーの7MHz自作無線機です。  QRPの自作無線機で有名な、RNR(今井OM)のリグのようです。  バーニアダイアルによるバリコン制御と、生基板の上に実装した  RFアンプ、AFアンプ、ミキサー、VXO等が見えます。  2つのバーニアダイアルで、ゼロインとチューニングをやって  いるようです。FCZコイルがひとつなので、受信はダイレクト  コンバージョンのようです。
 1枚の生基板に、RFアンプ、局発、ミキサー、AFアンプ、Sメータ  AFフィルター等が実装されています。見る人が見れば、だいたい  どういう構成になっているのかわかるのでしょうが、このくらい  までしか見分けられなかったです。  定番のエアーバリコンが、基板の左側で存在感を保っています。

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