西野土曜科学ひろば(20110625)

 2011年度最初の「西野土曜科学ひろば」は、カリンバを作ります。



 集合したら、少しカリンバの勉強です。



 カリンバは、アフリカで使われている楽器です。

 総称は、ラメロホーンとよばれていますが、アフリカ各国各地にあります。
 形の違いとともに50以上の呼び名があります(ムビラ、イケンベ、サンザetc)。

 カリンバはタンザニアのドドマ地方に住むゴゴ族のチガンダダンス
 (象狩りのときに踊る猟師を鼓舞するダンス)に欠かせないとか。

 鍵盤楽器のように見えますが、ピアノやオルガンのような
 調律はしません。自分が気に入った音階が出せるように調律
 します。

 演奏は、下の絵のように指で金属部分を弾きます。



 材料は、簡単に手に入るものばかりです。



 下準備をします。

 表板、裏板、鍵盤抑え板、ネジ受け板に
 長ネジが貫通するだけの穴をドリルであけて
 おきます。
 鍵盤に使う金属板は、角を取って丸めます。
 また、指を使うので怪我をしないように
 表面が滑らかになるように、サンダーを
 かけておきます。

 この作業は、小学生では大変なのでボランティア
 スタッフがやっておきました。

 共鳴箱を組み立てます。



 机の上で、共鳴箱の下を作ってから、表板を貼り付けます。



 ここまでの工作を、写真で見てみましょう。

 ボンドで、板がつきやすいように、紙ヤスリで磨きます。



 横板の角を磨いています。



 縦板の角も磨きます。



 箱が出来たら、鍵盤を付ける準備をします。



 蝶ネジを締めて、鍵盤を板と板の間に入れます。



 鍵盤の配置は、写真のようにします。



 自分の好きな音階になるように、鍵盤の長さを調節します。



 鍵盤の長さが決まったら、木工ボンドが乾燥して密着する
 まで、カリンバ演奏のプロの方に、お話を聞きます。



 この後、実際に演奏して頂きました。


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