西野土曜科学ひろば(2011312)

 2010年度最後の「西野土曜科学ひろば」は、3極モータ作成です。
 今回は、大地震の翌日ということで、プレートテクトニクスの話
 から、始めました。


 福島代表から、プレートテクトニクスの説明がありました。  東北の太平洋沿岸には、太平洋プレートがあり、それが日本列島  の下にもぐりこんでいることを、地図で説明です。  太平洋プレートは、1年間で約10cmの速度で、東北地方の太平洋  沿岸の下に進んでいることを、説明しています。  世界地図で、アフリカの西海岸と南アメリカの東海岸の地形が  よく似ていることから、プレートテクトニクスの元になった  太古には、一つの大陸があり、それが分裂して現在の5大陸に  なることを説明していました。  ゴンドワナ大陸の話は、中学、高校で学習する旨を伝えます。  「土曜科学ひろば」は、工作教室ではないので、このような  科学全般の内容を扱います。
 今回は、3極モータのキットを作るので、モータの原理を  説明します。その前に、手作りの装置を見せます。  わに口クリップモータです。  磁石、コイル(エナメル線の手巻き)、クリップ、乾電池で  作った、簡単なモータです。  磁石を外したときと入れたときで、回るか回らないかを見て  モータの原理を掴みます。  銅線でレールを作り、レールの上に銅線をのせて、レールに  電流を流すと、どうなるかを実験しました。  次の図を基にして、ファラデーの左手の法則を説明です。  過去の「土曜科学ひろば」で作ったモータの紹介です。  手作りの3極モータです。  モータは、電動機ですが、発電機にもなります。  その実験です。  ツインギアボックスのモータを、電池で回して、おもちゃの  車のタイヤを回して、電圧が出てくることを見ました。  これから、自宅にあるモータの数を数えてみました。
  1. 洗濯機
  2. 冷蔵庫
  3. 掃除機
  4. 電子レンジ
  5. 換気扇
  6. CDラジカセ
  7. DVDプレイヤー
  8. ウォシュレット
  9. ラジコン
 他に、自動車があれば、1台100個近く使われているので  1人30個くらいは使っているのを知って、驚きです。
 今回の3極モータは、大和科学教材社のキットを使いました。  このキットは、電磁石をつくるために、エナメル線を巻くのが  作ることの大半を占めています。  三角形状態の板を、積層していきます。  板を積層したなら、いざコイル巻き。  エナメル線に、「より」ができないように、延ばしています。  チカラを入れて、ゆっくり、コイルが小さくなる  ように慎重に巻きます。  スタッフに手伝ってもらって、きっちり巻きます。  完成して、回しています。  学研からは、こんなキットも出ています。  巻き数が多いのと、永久磁石から回転子の  電磁石までの距離が、3極でほぼ揃っている  ために、滑らかに回ります。  小学生は、筋肉が発達していないので、コイルを巻くのと  ドライバでスクリューネジを締めるのに苦労していました。  楽にネジを回せるように、握りの大きいドライバを次回  から用意します。

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