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受信ブロック

 受信ブロックは、アナログスイッチ74HC4052とOPアンプ
 NJM4556を使った回路で構成されています。




 右にあるOPアンプが、ヘッドフォンあるいはイアホンに
 音を出力します。

 ヘッドフォンに出力する音は、ATtiny13から出力する
 サイドトーンかアンテナで受信したモールス符号音の
 どちらか。

 アナログスイッチのZ端子で、サイドトーンか受信音を
 選択。選択信号は、ATtiny13が出力します。

 イメージは、以下。




 ATtiny13が出力するサイドトーンは、矩形波なので
 フィルタで高調波を減衰させ、澄んだ音になるよう
 にしています。

 受信音は、送信の発振器をクロックとしてスイッチング
 して、OPアンプに出力したエンビロープを取出し。




 クロックでスイッチングしていると、矩形波となるので
 高調波を減衰させるために、フィルタを使います。
 フィルタは、右のOPアンプが担当。

 受信音は交流なので、74HC4053は5Vの単一電源で動かすと
 そのままでは下側が切れてしまいます。




 5Vを中心にして上と下に振れるように、オフセットを加算。





 受信音は、74HC4053のX、Yにトランスを介して
 接続されているので、平衡で取出す仕様。





 発振器の出力は、74HC4053のA、Bピンに接続されているので
 HかLしか与えられません。AはXからX0、X1のいずれか
 に伝達するかを担当し、BはYからY0、Y1のいずれかへと
 伝達するのを担当。

 トランスを利用しているので、受信音は正負に変化しますが
 Xが正の変化担当だとすると、Yは負の変化担当です。

 スイッチングを担当する74HC4053とフィルタになる4556は
 次の写真のマーキングした位置にあります。



 OPアンプNJM4556は、最高周波数が8MHz程度でスルーレートが
 3V/usです。USAのキットに、日本製のOPアンプが使われている
 のを見ると、何故か嬉しくなってしまいました。

 アナログスイッチに接続しているトランスは、メガネコアを利用
 して、自分で手巻きします。特性をよくするためにバイファイラ
 巻きにしますが、メガネコアで左右のバランスがよくなるように
 工夫されています。


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