目次

竹ピンセットを利用する握りスイッチ

 静電気を嫌う電子部品を扱うときには、竹ピンセットを使います。




 根元に楔形の部材を挟んで、曲がりのある竹の薄板を
 つけると、竹ピンセットを自作できます。

 弓なりになった竹と竹の間にマイクロスイッチを
 入れると、握りスイッチとして使えます。




 竹と竹の間を広くして、間にマイクロスイッチを
 おけばよいのですが、使う側の掌の大きさに合致
 するように作っていきます。

 マイクロスイッチでは大きすぎるときは、リード
 スイッチと磁石を使います。

 握ることで、リードスイッチと磁石の間隔が
 狭まるので、接点を閉じることが可能。




 スプリングを使うことが可能ならば、ICリードフォーマー
 のような構造を利用して、マイクロスイッチ、プッシュ
 スイッチのボタンを押します。




 ICリードフォーマーは、電子部品を扱っている店でないと
 入手できないので、似た構造をもつ部材をホームセンター
 で探してみました。

 ホームセンターでは、自動車のワイパーラバーが売られています。




 弓のように曲線を持った型へ、はめ込むと
 中央に隙間のある竹ピンセットと同じ構造
 を作れます。

 ワイパーラバーは、300mmはあるので、半分にして
 2本のラバーとして、曲線を持った型にはめて、握りで
 スイッチを押すようにできます。




 ワイパーラバーは、1年ごとに交換するので
 廃材になったラバーを使えば、驚くほど低額
 で握りスイッチに変身するでしょう。

 竹ピンセット、ワイパーラバーが入手できないときは
 100円ショップで売られているコインケースを利用
 します。



 掌の大きさに合わせて、1円、50円、100円、500円の
 いずれかを入手して、マイクロスイッチを組み入れれば、良い
 でしょう。


目次

inserted by FC2 system