目次

CdSを利用するスイッチ

 CdSは、光センサーの1種で、光が入っているとき
 抵抗値がほぼゼロで、光を遮断すると100kΩから
 1MΩの抵抗値になります。

 CdSの概観は以下で、円盤の中に曲がりくねった
 線があるデバイスです。





 CdSを使うときは、電源が必要。

 次の回路を使い、電圧で明暗を判定できるようにします。




 スイッチとして使うならば、電源電圧に依存しないように
 フォトカプラを入れて対応。




 電源側に通電用スイッチを入れて、周囲が暗いときには
 反応しないようにしておきます。

 光を遮断すると、トランジスタQ1のコレクタから
 エミッタに電流が流れて、フォトカプラ内部LED
 が点灯。フォトカプラ出力は、出力トランジスタ
 のコレクタからエミッタに電流が流れて、接点を
 閉じたのと等価になります。

 光が入っていると、CdSの抵抗はゼロになるので
 トランジスタQ1のコレクタからエミッタへ電流
 は流れずに、フォトカプラ内部LEDは消灯。

 CdSに、不必要な光が入らないようにするために
 円筒容器の中に入れて、黒画用紙で一方向からの
 光だけを感知するようにします。

 円筒は、¥100ショップで売られている
 半田を入れてある容器を使います。



 電源はボタン電池を利用します。

 CR2032の電池ホルダーは、安価に入手できるので
 これと電池を組み合わせます。





 電池の電流容量は小さいので、電池ホルダーを
 並列にして3Vでも、電流は流せるようにして
 おく方がよいかも知れません。

 NPNトランジスタではなく、PNPトランジスタしか
 入手できなければ、CdSを入れる位置を変えての
 対応になります。



 タッパーウエアに回路と電池を入れると以下。




 CdSを利用したスイッチは、暗くなると反応するため
 電源スイッチを用意して、使わないときは電源オフに
 します。

 実際には、タッパーウエアに蓋をして使います。



 蓋をすると、CdSの周囲が暗くなってスイッチを
 入れてしまうので、対策が必要。

 感度調整が面倒なときは、蓋に穴をあけます。





 CdSは直径がいろいろあり、暗くなったときの
 電気抵抗は千差万別なので、基板には凹型の
 コネクタをつけて、交換可能にしておく方が
 よいでしょう。




 タッパーウエアからは、モノフォンプラグを出して
 おけば、スイッチボックスに接続できます。




目次

inserted by FC2 system