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74LS02動作

 74LS02はNORゲートです。14ピンのICで
 内部をMIL記号で表現すると、次のように
 なっています。



 Arduinoから、信号を与え、出力を読み取れば
 よいので、接続するピン番号を決めます。



 Arduinoのコマンド'o'を利用し、ビットパターンで
 出力信号を与えます。与えた信号に対する74LS02の
 出力を、コマンド'i'で入力します。

 2組のNORを利用できるので、'o'、'i'のコマンドを
 使い、次のように、パラメータを設定します。

 下準備が整ったので、ブレッドボードに74LS02を
 実装し、ワイヤーでArduinoと結線します。



 ArduinoIDEを使い、対応スケッチを転送後
 TeraTermを起動します。



 コマンド'o'、'i'を利用し、2入力1出力の
 ゲート動作を観測します。



 観測結果から、NORゲートの真理値表を作成します。

00 → 1
01 → 0
10 → 0
11 → 0



 NORゲートの出力にNORゲートを接続し、論理反転
 している部分を抜出し、ORゲートの真理値表を作成
 します。(LSBの左のビットを見れば一目瞭然)

00 → 0
01 → 1
10 → 1
11 → 1



 74LS02は、現在では74HC02、74ALS02という論理ゲートを
 使うことに変化しています。

 74HC02は、CMOS入力なので実験のときは、入力をすべて
 Arduinoに接続し、ラッチアップを避けなければなりません。

 74LS02のシュミットタイプは、74LS28があります。
 ピン互換で、入力電圧にヒステリシスをもちノイズ
 に強いゲートになっています。


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