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74LS00動作
74LS00はNANDゲートです。14ピンのICで
内部をMIL記号で表現すると、次のように
なっています。
Arduinoから、信号を与え、出力を読み取れば
よいので、接続するピン番号を決めます。
Arduinoのコマンド'o'を利用し、ビットパターンで
出力信号を与えます。与えた信号に対する74LS00の
出力を、コマンド'i'で入力します。
2組のNANDを利用できるので、'o'、'i'のコマンドを
使い、次のように、パラメータを設定します。
- o000000
- i
- o000001
- i
- o000010
- i
- o000011
- i
下準備が整ったので、ブレッドボードに74LS00を
実装し、ワイヤーでArduinoと結線します。
ArduinoIDEを使い、対応スケッチを転送後
TeraTermを起動します。
コマンド'o'、'i'を利用し、2入力1出力の
ゲート動作を観測します。
観測結果から、NANDゲートの真理値表を作成します。
00 → 1
01 → 1
10 → 1
11 → 0
NANDゲートの出力にNANDゲートを接続し、論理反転
している部分を抜出し、ANDゲートの真理値表を作成
します。(LSBの左のビットを見れば一目瞭然)
00 → 0
01 → 0
10 → 0
11 → 1
74LS00は、現在では74HC00、74ALS00という論理ゲートを
使うことに変化しています。
74HC00は、CMOS入力なので実験のときは、入力をすべて
Arduinoに接続し、ラッチアップを避けなければなりません。
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