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ATmega8をArduinoに

 無線サークルの知人から、ATmega8を貰いました。



 ATmega88をArduinoに仕立てられることは知っていました。

 ArduinoIDEに関係するディレクトリの中に、ATmega8の
 サブディレクトリを見つけたので、Arduinoに仕立てる
 ことができるのかもと考えました。

 Bootloaderが入っているディレクトリは、以下。

C:\arduino-nightly\hardware\arduino\avr\bootloaders\atmega8

 ディレクトリ名の「arduino-nightly」は、ダウンロードした
 時期で異なると思いますが、「hardware」以下のディレクトリ
 は、間違いないはず。

 Bootloaderは、2種類ありました。



 どちらを利用するのか、わからなかったので
 ArduinoIDEのツールの中で指定する基板情報
 が入ったファイルを、のぞいてみます。



 テキストエディタで、ATmega8を検索すると
 次の情報が記載されていました。

## Arduino NG or older w/ ATmega8
## ------------------------------
atmegang.menu.cpu.atmega8=ATmega8

atmegang.menu.cpu.atmega8.upload.maximum_size=7168
atmegang.menu.cpu.atmega8.upload.maximum_data_size=1024

atmegang.menu.cpu.atmega8.bootloader.low_fuses=0xdf
atmegang.menu.cpu.atmega8.bootloader.high_fuses=0xca
atmegang.menu.cpu.atmega8.bootloader.extended_fuses=
atmegang.menu.cpu.atmega8.bootloader.file=atmega8/ATmegaBOOT-prod-firmware-2009-11-07.hex

atmegang.menu.cpu.atmega8.build.mcu=atmega8

 Bootloaderは、ATmegaBOOT-prod-firmware-2009-11-07.hexを使うと明記。

 AVRデバイスは、ヒューズビットを適切に指定しないと
 動作しないので、low、highを確認しておきます。

 low : DF 、 high : CA となっています。

 自作ライターでBootloaderを焼きこむときには
 次のエリアで指定。



 Flashには、「ATmegaBOOT-prod-firmware-2009-11-07.hex」を指定します。



 ArduinoIDEでは、「ツール」の中にある「ボード」を
 「Arduino NG or older」と指定。



 プロセッサは、「ATmega8」を選択。



 これらの指定で、ArduinoIDEとATmega8が
 通信できるようになります。

 Arduinoにしてしまえば、ブレッドボード上に
 ある回路とワイヤーで接続し、協調動作が可能
 になります。

 74HCシリーズのICの動作を確認するのは
 次のような接続にしてあります。




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