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ステップシーケンサ追加

 ステップシーケンサは、制御電圧を生成する回路です。

 ステップ数は、8、10、12、16等がありますが
 ループする音を生成するときに使います。

 ステップシーケンサで使われるデジタルICで
 最も有名なのは、CMOSの4017。

 4017を利用した10ステップシーケンサの回路は、以下。




 LEDは、どのステップでCV(制御電圧)が出力
 されているかのモニタ用です。

 カウンタのクロックは、LFO(Low Frequency Oscillator)を
 使うことが多いですが、別のAPCを用意したりデジタルICを
 使ったクロックジェネレータを接続して対応します。

 デジタルICを利用したクロックジェネレータは、以下。



 4017を入手して、この回路を作ればよいのですが
 面倒だったので、4024を使い、デコードは4028に
 任せて、8ステップシーケンサを実現しました。



 4024は7ビットのバイナリカウンタ、4028はBCDのデコーダで
 全体のタイミングチャートは、次のようになります。




 CVが可変抵抗器のトリマー位置で変えられる
 ようにしていると理解できると思います。

 半田付けすると、以下。



 LED基板は、他のユニットで使っていたものを
 流用。新たにステップシーケンサを作ったとき
 共有できると考えました。




 ステップシーケンサを使うときには、LEDを点滅させるので
 思いのほか電流が必要になります。

 他のユニットとともに動かすときは、電源の電流容量を
 2A程度は必要と考えておいた方が無難。

 CVは、可変抵抗器のトリマー位置に応じて、アナログ電圧を
 出力しています。これでピッチやエンビロープを変更可能に
 なります。

 CVでピッチ(周波数)を変えるには、無安定マルチバイブレータ
 の抵抗に接続するのが、最も簡単。




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