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計測データ解析2

 保存できるデータ量を多くして、280時間の温度計測装置を
 動かしてみます。

 6月9日から6月10日までのデータ取得でグラフ表示すると
 次のようになりました。



 6月10日午後から6月11日午後のデータ取得で
 グラフ表示すると以下。



 6月11日午後から6月14日正午のデータ取得で
 グラフ表示すると以下。



 2000mAhの電池を利用すると、3日分のデータ取得が
 可能とわかりました。

 測定位置は、ビニルハウスの入口から5mほど中に
 入った地点で、次のようにフレームに吊るして測定
 しています。



 入口から手前、中、奥と3箇所での測定になりますが
 LCDには常時温度と年月日時刻を表示。



 奥では、次のようにフレームに装置を吊り下げています。



 トマトの茎が到達しない位置に温度計測装置があります。

 温度調節と換気のために、ビニルハウス横のシートを
 上下させています。



 ビニルハウスの中央の6月14日から6月15日午後までの
 温度変化は、以下となりました。



 温度計測装置を設置したのは6月12日でしたが
 設定で2日おいてからのデータ保存にしてます。

 中央近辺では、入口近くとほぼ同じ温度変化をしていると
 言えます。

 ビニルハウスの奥の6月12日から6月15日朝までの
 温度変化は、以下となりました。



 奥は、風通しが良くないので、35度を超えて
 警報のためLEDを点滅したようです。

 警報のLED点滅で、電力消費が多くなり、本来なら
 丸3日(72時間)動作するだけの電池容量がある
 のに、60時間となりました。

 ビニルハウス入口近くに置いた、温度計測装置で測定した
 6月15日午後から6月18日朝までの温度変化は、以下。



 6月16日は、4月下旬の気候で降雨でした。

 グラフからハウス内温度が低かったとわかります。

 6月17日は、初夏の気候で晴天だったので
 温度上昇が急激で、反動で放射冷却により夜
 から早朝にかけて、温度が下がっています。

 ビニルハウス中央での6月16日午後から
 6月18日朝までの温度変化は、以下。



 16日は午後から曇天から晴天に変わったため
 ハウス内の室温が上昇しているのがわかります。

 17日夜から18日朝にかけては、ハウス全体で
 室温が低下しましたが、入口近くと奥に比べて
 中央では、温度は7℃以上を保っています。

 ビニルハウス奥での6月16日午後から
 6月18日朝までの温度変化は、以下。



 17日夜から18日朝にかけての温度低下は
 奥が最も変化が著しくなってます。

 ビニルハウス奥は、開閉口の方で建物や他の
 ビニルハウスとは離れているため、風の影響
 で、放熱が激しいのではと考えられます。

 ビニルハウス入口近くの18日午前から20日午前の
 温度変化は、以下となりました。



 ハウスの両端のシートを閉じていたためか、40度を
 超えています。

 ビニルハウス中央の19日午後から20日午後の
 温度変化は以下。



 19日午後は、雷雲が発生したため、曇りと晴れが
 交互に変わり、ハウス内で風ありと風なしが交互に
 入れ替わる状況で、温度変化にそれが反映されて
 います。

 ビニルハウス奥の19日午後から20日午後の
 温度変化は以下。



 奥では、茎と葉が密集していないので、下段の
 温度変化が著しくなっているとわかります。

 茎と葉が密集してくると、上段、中段、下段の
 温度変化の度合いが小さくなると推定されます。


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